〔特集〕華やかな午後の美味時間 心躍るアフタヌーンティー 英国の貴婦人の楽しみとして始まったアフタヌーンティー。海を渡り、日本では四季折々の旬を織り交ぜながら華やかに進化し、多くの方に親しまれています。2024年春のアフタヌーンティーの最新情報をお届けするとともに、知っておきたいアフタヌーンティーの基礎知識を学びます。
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パレスホテル東京──ラウンジバー プリヴェ
フレンチの世界が一品一品に凝縮
上段はピッツァ スライダー、中段はブロッコリー、ビーツなどの採れたて野菜、下段がスイーツ。手前中央は「季節野菜のクリーム」、その右が「季節野菜のソース」。右奥のガラスの器は別皿のスイーツ。
「フランス料理をそのまま小さくして盛り込んだアフタヌーンティーです」。そう語るのは、ホテルファインダイニングのフランス料理「エステール」のシェフ、小島 景さん。
隣接するラウンジバー「プリヴェ」では、小島シェフが手がける「アフタヌーンティー“テール・エ・メール”」が堪能できます。
小島 景シェフ。
野菜は、小島さんが自ら地元鎌倉の市場で朝セレクトしたもの。鎌倉で精選したという石とともにプレゼンテーションされる「ピッツァ スライダー」は、栗の粉を練り込んだピザ生地で、熊本産の牛肉や天城軍鶏、根セロリなどをはさみ、一口サイズに凝縮したうまみが、口いっぱいに広がります。
「季節野菜のクリーム」。華やかな赤紫のビーツに卵などを混ぜたなめらかなクリームに、人参やセロリをのせた季節を感じる一品。
スコーンの代わりには、イタリアのオリーブを練り込んだパンが添えられ、酸味のあるクリームにつければ格別な味に。
7種のスイーツは、「ル・ショコラ・アラン・デュカス」のチョコレートをはじめ、旬の柑橘類、くるみやそば茶を用いたクランチなどをアクセントにしています。
「グラスシャンパーニュ付き(1万1960円、サービス料込み)」も用意。ハーブティーやフレーバーティーのほか、オリジナルの和紅茶ブレンドや、5年の年月をかけて蒸し時間や配合などを研究したロイヤルミルクティーなどもおすすめ。
「プリヴェ」にはティーマスターが常駐し、全30種以上の中から、お客様の好みや気分、その日のセイボリーの味に合わせたドリンクを提案してくれます。ティータイムに本格フレンチを楽しむ、贅沢なひとときです。
パレスホテル東京住所:東京都千代田区丸の内1-1-1 6階 ラウンジバー「プリヴェ」
TEL:03(3211)5350(予約専用)
料金:「アフタヌーンティー“テール・エ・メール”」スイーツ7種、セイボリー10種、パン、ドリンク31種 1名9200円~(サービス料込み)
営業時間:14時30分~17時 150分制
定休日:月曜・火曜
※HPまたは電話で要予約
(次回に続く。
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