連載「迷い世代の服選び」 スタイリストのおおさわ千春さんが、「何を着たらいいのかわからない」と悩みがちな“迷い世代”の大人に向けて、おすすめのファッションアイテムを紹介する連載。今回は、おおさわさんが大好きな「ラルフ ローレン コレクション」のプレスプリングをフィーチャー。今すぐ着たくなる優美なトーンonトーンの装いで春のお洒落をはじめてみてはいかが?
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ラルフ ローレン コレクションの春色トーンonトーンスタイル
ラグジュアリーブランドには、ランウェイで発表されるメインコレクションよりも一足早く店頭に並ぶプレコレクションがあり、実はすごく「使える」服が揃っているのをご存じですか?
そのシーズンのコンセプトを色濃く反映させたメインコレクションに比べ、プレコレクションはトレンドを盛り込みつつ、リアルに落とし込んだ服が多いのが特徴。「梅春」と呼ばれるこの時期はプレコレクションが充実しているので、デイリーに活躍する服を探している方は今がお買い物に最適! 中でも、私が必ずチェックするのがラルフ ローレンです。
もともと私はラルフ ローレンの大ファン。20代前半から愛用していますが、世界観は変わらないのに、毎回新鮮に感じるのがすごいところです。デザインはオーソドックスですが、素材感やカラー、シルエットなどに旬が香り、しっかりアップデートされているのです。
今季のプレコレクションは、ブルー系、ピンク系、ベージュ系の3色を使いながら、全身をワントーンでまとめたルックが充実。ニュアンスのあるまろやかな色合いが美しく、ひと目で虜になりました。では、実際に紹介していきますね。
凛とした格好良さが際立つインテリジェントなブルー
ジャケット30万2500円 ニット16万6100円 パンツ16万6100円/すべてラルフ ローレン コレクション バッグ32万8900円 シューズ10万3400円 ブレスレット(SV)10万6700円/すべてラルフ ローレン
「こんなコーディネートで街を歩いている人がいたら、振り返って見ちゃうな」と思うくらい格好いい、爽やかなブルーのスタイル。
ダブルのジャケットはメンズライクなピークトラペルに対して、ウエストを絞ったタイトなシルエット。このマスキュリンとフェミニンが融合したスタイルがいかにもラルフ ローレンという感じがして、大好きなのです。
このコーディネートでは、ワンタックパンツとのセットアップにしていますが、デニムと合わせてカジュアルに着ても素敵ですよね。靴をメタリックカラーにして、アクセントにしています。
ベージュのグラデーションは小物で遊びを効かせて
ニット12万1000円 パンツ24万2000円 ストール19万6900円/すべてラルフ ローレン コレクション バッグ27万3900円 シューズ6万3900円 ネックレス(SV)5万6100円 ピアス(RG)113万3000円/すべてラルフ ローレン
定番のケーブル網みのニット+ワイドパンツのコーディネートは、アイボリーからベージュの濃淡で上品なカジュアルスタイルに。透け感のあるフリルのストールを合わせることで、華やぎと軽やかさをプラスしました。
ベーシックなアイテムは、小物で遊びを効かせると今っぽい印象になりますので、試してみてくださいね。
モーヴピンクは顔まわりに白を差すと甘くなり過ぎない
シャツ13万5300円 ニット16万6100円 レザースカート45万4300円 ストール15万1800円/すべてラルフ ローレン コレクション バッグ37万9500円 シューズ10万3400円 ネックレス(SV)5万6100円/すべてラルフ ローレン
優しげなモーヴピンクは、この春ぜひチャレンジしたいカラー。この美しい色合いは、ピーチスキンのような風合いのシルクリネンのシャツに、なめらかな一枚革のスエードスカートという上質な素材の賜物。上下ともにモーヴピンクでも甘い印象にならないよう、顔まわりに白のニットを差したのがポイントです。また、バッグに明るいピンクを合わせることで、全体がトーンアップして見え、軽やかに仕上がります。
ラルフ ローレンのいいところは、数10年前のアイテムと新作を組み合わせても違和感がないこと。私自身も、大切に愛用してきたアイテムをうまく生かしながら、コーディネートを楽しんでいます。「どのブランドをチェックしたらいいかわからない」と迷っている皆さん、ぜひラルフ ローレンへ足を運んでみてください!
●お問い合わせ
ラルフ ローレン
フリーダイヤル 0120-3274-20
おおさわ千春/Chiharu Osawa
スタイリスト。雑誌のほか、映画の衣装デザインや女優のスタイリングなどを幅広く手掛ける。着る人に合わせた的確なスタイリングやアドバイスは、多くの女優からも信頼を得ている。
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