〔特集〕華やかな午後の美味時間 心躍るアフタヌーンティー 英国の貴婦人の楽しみとして始まったアフタヌーンティー。海を渡り、日本では四季折々の旬を織り交ぜながら華やかに進化し、多くの方に親しまれています。2024年春のアフタヌーンティーの最新情報をお届けするとともに、知っておきたいアフタヌーンティーの基礎知識を学びます。
前回の記事はこちら>>・特集「心躍るアフタヌーンティー」の記事一覧はこちらから>>
ザ・リッツ・カールトン東京──ザ・ロビーラウンジ
ずわい蟹やうになどの素材も惜しみなく使ったセイボリー、抹茶や柚子といった和のテイストをアクセントにきかせたスイーツ。スコーンはプレーンと柚子の2種。辺塚橙(へつかだいだい)のコンフィチュールも香り豊か。
日本の美しき盆栽を表現した新感覚メニュー
小さなグラスの中に飾られた抹茶のスポンジケーキとチョコレートの枝、ビロードのような苔を思わせる佇まいのフィンガーサンドイッチ。日本の伝統文化である「盆栽」をテーマに創作したユニークなアフタヌーンティーは今回で3回目を迎え、その完成度にますます磨きがかかりました。
小さな盆栽を思わせるグラスデザートは今回のアフタヌーンティーの象徴的なメニュー。
東京屈指の眺望も楽しんで、とガンバ総料理長。
テーマに取り組むにあたっては、サンドロ・ガンバ総料理長が、自ら世界的に有名な埼玉の「大宮盆栽美術館」を訪問。時を超えて受け継がれる繊細な技術と熱意、盆栽が表現する小宇宙に感銘を受け、自らの仕事との共通点を多く発見したといいます。
ミルクチョコレートのムースや竹炭や抹茶のトルティーヤなど、枯山水や水などに見立てたものも。
一つの盆栽が持つ世界観から、葉や枝ぶりが描き出すライン、苔や木の皮といったディテールまで、さまざまな観点からインスピレーションを広げた美味が並ぶアフタヌーンティーは唯一無二。知っているようで知らない盆栽の世界に、繊細なセイボリーやスイーツを通して触れてみてはいかがでしょうか。
ザ・リッツ・カールトン東京住所:東京都港区赤坂9-7-1 東京ミッドタウン ザ・ロビーラウンジ
TEL:03(6434)8711(レストラン予約専用・10時~20時受付)
料金:「シーズナルネイチャーアフタヌーンティー」(ご紹介したメニューは2024年3月14日まで。)スイーツ6種、セイボリー7種、スコーン2種、ドリンク11種 1名9400円(サービス料込み)
営業時間:12時~17時(LO)
※予約がおすすめ
(次回に続く。
・この特集の記事一覧はこちらから>>)