西オーストラリアで先住民アボリジナルの知恵「ブッシュフード」を体験！

〔特集〕一度は見たい絶景と癒やしを求めて　西オーストラリア感動の旅　豊かな自然と都市の利便性を併せ持つ西オーストラリアの州都・パースを拠点に、忘れがたい絶景と、ここでしか出合えない花々や動物たちに癒やされる、感動の旅へ出発します。前回の記事はこちら＞＞

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先住民アボリジナルの知恵「ブッシュフード」を体験

「ブッシュフード」とは先住民アボリジナルの人々が食べていた食材のこと。高い栄養価や効能を持つ太古のスーパーフードを味わいながら、アボリジナル文化を学べるスポットへご案内します。

ワイナリーのアトリエで季節のブッシュフードをテイスティング

デール・ティルブルック・エクスペリエンス（スワンバレー）

上のトレーは4種類のライムと、エミューの好物である「クァンドン」。中央はジェラルトン・ワックスやネイティブハーブ。ほか、「ブッシュトマト」やナッツ、シードなど。予約すれば誰でもテイスティング体験ができる。

パース中心部から車で約30分、スワンバレーのワイナリーにあるアトリエでは、もともとパースの地に暮らしていた先住民アボリジナル「ヌガー族」の人々が食していたフルーツやハーブなどのブッシュフードを味わうことができます。

アボリジナル文化に精通するデール・ティルブルックさんがガイド役。

「ブッシュフードは“6つの季節”を持つヌガー族独自の文化と深く結びついています。彼らは季節に合わせて居住地を変え、その地で植物を採り、狩猟をして食材を手に入れました。例えば『ビラク』とよばれる夏の頃は海辺に移って魚介を捕り、『シーセロリ』などの塩味のあるハーブと食べていました」と話すのはガイドのデールさん。

アボリジナルアートを用いたアイテムをお土産に。

自然とともに生きてきた西オーストラリアの先住民（ファーストピープル）の暮らしを垣間見る特別な食体験です。

ワイナリー「マンドゥーン・エステート」内にあるアトリエ。

Dale Tilbrook Experiences
Mandoon Estate 10 Harris Rd.Caversham WA 6055
URL：https://daletilbrookexperiences.com.au

先住民の6つの季節をコンテンポラリーな料理に込めて

ワイルドフラワー（パース）

レモンマートルのクレームフレッシュに、えび、フィンガーライムなどをのせた前菜。

19世紀半ばに建てられた歴史的建造物を改築した、パース中心部に位置するラグジュアリーホテル「コモ・ザ・トレジャリー」。館内のファインダイニング「ワイルドフラワー」では、ヌガー族の暦をリスペクトした料理が高い評価を得ています。

「他で出合えないユニークな料理を作りたい」と話すマシューシェフ。

ひよこ豆粉を揚げ、季節のワイルドフラワーを飾った一品。

「6つの季節、6つの旬、そしてこの地の新鮮な食材を使うことを常に意識しています」と話すのは、ヘッドシェフのマシュー・サルトリ氏。ひと皿に用いられるブッシュフードは4、5種類。

ピスタチオクラムの中に、ローストビーツやペッパーベリー、ネイティブタイムが隠れている。

ワイルドフラワーやコーヒーの実の皮を使ったカクテル。

そのままはもちろん、ソースやピュレにしたり、スパイスのように使ったりと、それぞれの味わいを引き出す調理法で独創的なひと皿を仕上げます。眼下に広がるパースの街とスワン川、そして洗練された料理が旅の一夜を彩ります。

光が差し込む店内。コースのほかにアラカルトも。

Wildflower
COMO The Treasury Level 4, 1 Cathedral Ave.Perth WA 6000
URL：https://wildflowerperth.com.au

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●オーストラリア政府観光局
URL：www.australia.jp

●西オーストラリア州政府観光局
URL：www.westernaustralia.com

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