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『家庭画報』2024年4月号の巻頭特集は、韓国・台湾・タイの最旬スポットを厳選し、総力取材した「近くて最旬のアジア旅へ」。その特集内でもご紹介しているタイのラグジュアリーホテル「マンダリン オリエンタル バンコク」の魅力をお届けします。ぜひ本誌とあわせてご覧ください。
王家の川とも呼ばれるチャオプラヤの河畔に、タイ初の高級ホテルとして「マンダリン オリエンタル バンコク」がオープンしたのは1876年。洗練されたホテルは海外からの旅行者だけでなく、地元の人々からも「バンコクのリビングルーム」と親しみを込めて呼ばれ、愛されてきました。
ロビーに一歩足を踏み入れれば、寺院の軒先に吊るされる風鐸(ふうたく)の形をしたシャンデリア、さまざまな色のタイシルクが使われた調度品が出迎えてくれます。客室は331室あり、そのほとんどからチャオプラヤ川を望むことができます。
デラックス スイートの客室。リビング・ダイニングルームの隣にベッドルームがあり、どちらの部屋からもチャオプラヤ川を望むことができる。
ホワイトチョコレートでできたドラゴンボートの上、ウェルカムスイーツのマカロンには「家庭画報」の文字が!
タイのシルク王と呼ばれるジム・トンプソン氏はこのホテルのオーナーだった時期もあり、彼の名を冠した「オーサーズ スイート」には、タイシルクを用いたソファやクッションなどの調度品がセンスよく配されています。
ほかにも、このホテルを愛したデイム・バーバラ・カートランド、ジョン・ル・カレ、グレアム・グリーンなどの作家の名前のついたスイートルームがあります。
ジム・トンプソンの名のついた「オーサーズ スイート」のリビングルーム。大きくとられた窓からチャオプラヤ川を望む。
スタンダードな客室「デラックス プレミア ルーム」でも広さ43平方㍍とゆったり。チーク材の家具やタイシルクのファブリックなど、随所にタイらしさが取り入れられている。
ホテル内にはフランス料理「ル・ノルマンディー」、イタリア料理「チャオ テラッツァ」、日本料理「キヌ バイ タカギ」、ジャズの生演奏が楽しめる「ザ・バンブー バー」など、レストランとバーが計12軒あります。
チーク材でできたホテルのプライベートボートで川の対岸へ渡ったところにあるのが「サラ リム ナーム」。民族楽器の演奏とともに、舞台の上で繰り広げられるタイの伝統舞踊を鑑賞しながら本格的なタイ料理が味わえます。
「サラ リム ナーム」のダイニング。煌びやかな衣装をまとった女性の舞は、指の繊細な動きが特徴。仮面をかぶった猿や悪魔なども登場する。
「サラ リム ナーム」のコース料理。タイ王室の伝統を踏襲した、本格的なタイ料理が楽しめる。
同じく対岸には、築100年のチーク材の家を改装した「オリエンタル スパ」があります。タイの伝統的な古典儀式と、モダンな西洋のテクニックを融合させた、さまざまなトリートメントが用意され、プライベートセラピストのカウンセリングにより一人一人の現在の健康状態に合わせて施術が行われます。フィットネス&ウェルネスセンターではヨガ、ピラティスなどのほか、タイの格闘技ムエタイのプログラムも体験できます。
「オリエンタル スパ」は、1993年にタイのホテル内初のスパとしてオープン。トリートメントルーム10室、ジャグジー付きのスイート4室などがある。
駐在員や観光客に人気があるムエタイ体験。専用のボクシングスタジオがあり、初心者向けのクラスも用意されている。
スタッフとゲストの比率は4:1とバンコクで最も高い水準で、歴史と伝統に裏打ちされたスタッフのサービスは、優雅で礼儀正しいもの。“微笑みの国”と称されるタイらしい優しさに満ちたホスピタリティで訪れた人をもてなしてくれるこの格式あるホテルには、古きよき時代を彷彿させる、ゆったりとした空気が流れています。
マンダリン オリエンタル バンコク Mandarin Oriental, Bangkok48 Oriental Avenue, Bangkok 10500 Thailand
電話 +66-(0)2-659-9000
(※日本語での予約:フリーダイヤル 0120-663-230)
1泊1室2万5000バーツ~(朝食付き)
URL:
https://www.mandarinoriental.com/ja/bangkok/chao-phraya-river マンダリン オリエンタル バンコク