連載「My Delicious 喜ばれる手土産」 贈り物上手のみなさんから、誰からも喜ばれるおいしい逸品を教えていただきます。今回は、鍔 裕加里さん(「つば甚」若女将)におすすめを伺います。
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“ご褒美料理”の卵かけご飯
金沢で約270年の歴史を持つ料亭「日本料理 つば甚」の17代目若女将、鍔 裕加里さん。昼と夜の宴席の合間、小腹がすいたときにいただくというのが、昆布のうまみが利いた卵かけご飯です。
欠かせないのが佃煮・塩昆布の老舗「神宗」の「卵かけご飯がおいしい詰め合わせ」。
昆布をだしと醬油、砂糖で煮込みうまみを凝縮させた2種類の昆布パウダーと、塩昆布煮汁をベースにした特製醬油が各8食分入った「卵かけご飯がおいしい詰め合わせ」864円
粒と粉、2種類の昆布のうまみが決め手
2種類の昆布パウダーと特製醬油が入っており、まずはご飯に粒状の昆布を混ぜ、卵に醬油を混ぜて回しかけたら、最後に粉状の昆布をふりかけます。
「この工程も楽しくて。卵かけご飯というと、さっといただいておなかを満たすものというイメージもありますが、こちらは一つのお料理として完成しています。会席料理でも出せるようなクオリティだと思います」。
粒状の昆布を混ぜたご飯に、鯛の刺し身、粉状の昆布、卵黄をトッピングし、仕上げに醬油をかけて。淡泊な鯛に昆布のうまみがよく合う。「私の地元・金沢の魚だと、ぶりやさよりもおいしいですよ」と鍔さん。
そのままはもちろん、鯛やひらめのような白身魚、まぐろなどの刺し身をトッピングすれば、さらに豪華な“ご褒美料理”に。
「サイズも手頃で、ちょっとしたお礼やご挨拶の際に、お相手に気を遣わせないお手土産として重宝しています」。
鍔 裕加里(つば・ゆかり)さん
老舗料亭「日本料理 つば甚」17代目若女将。石川県金沢市生まれ。2016年につば甚へ入社。経営を学び、19年より若女将としてご挨拶を始める。現在は育児と若女将業を両立中。
お問い合わせ/神宗
TEL:0120-61-2308