新世代の鍼灸師に訊く 第4回(2) 鍼灸院は「未病を予防する」ことから「病気を改善する」ことまで守備範囲が広く、身近な健康アドバイザーとしてもっと活用したい医療施設の一つです。
前回の記事はこちら>>
スキマ時間でやってみよう! 簡単セルフケア
野溝雄輔先生・広田順子先生(ハプラス鍼灸院)
野溝雄輔(のみぞ・ゆうすけ)先生
広田順子(ひろた・じゅんこ)先生
2010年、東京・渋谷の鍼灸院で同僚だった二人で「ハプラス鍼灸院」を開院。不妊症・不育症・更年期障害などの治療を得意とし、美容鍼にも力を入れる。女性の美と健康をトータルでサポートする鍼灸院として多くの女性に支持されている。
頭・顔ツボ押し&上半身ストレッチで筋肉をゆるめて気持ちもすっきり
緊張すると呼吸が浅くなり、頭痛や首・肩こり、不眠、不安感などの不調をきたします。また、頰の筋肉が緊張すると食い縛りを起こすだけでなく、フェイスラインも崩れてきます。
更年期女性にとって緊張は大敵。筋肉をゆるめるセルフケアで心身の健康と美をアップしましょう。
【頭ツボ押し(入眠効果)】
百会…頭頂を通って両耳を結んだ線と鼻すじから頭頂へ
「百会」に、息を吸いながら両手の指を置く。このとき頭が膨らむようなイメージを持つ。息をゆっくり吐きながらやさしく押す。このとき背骨から肛門に向かってまっすぐ重みを伝えるような意識で。この動きを寝る前に10回程度繰り返す。
【顔ツボ押し(食い縛り緩和)】
「上関(じょうかん)」に両手の指を置き、引き上げるような感じで数秒やさしく押し上げ、ゆっくり手を離す。この動きを朝晩に10回ずつ繰り返す。強く押すと筋肉がゆるまず、美容(リフトアップ)効果が期待できない。
上関…眉じりの横ともみあげの上の線が交わる場所
【横隔膜ストレッチ(不安感の軽減)】
息を吸いながら、肋骨の下に指を差し入れる。息を吐きながら指に力を入れる。肋骨に沿って場所(1~3)を替えながら同じ動きを数回繰り返す。横隔膜がゆるみ、息がしやすくなって不安が軽減する。肩こり・頭痛の予防にも効果的。
【前腕ほぐし(首・肩こりの緩和)】
椅子に逆手をつき、両腕の間に頭を入れて息を吐きながらお尻をゆっくり後ろに引いた後、元に戻す。この動きを数回繰り返す。前腕にあるストレスのツボが刺激されて気持ちもすっきりする。
診療案内
神奈川県横浜市神奈川区鶴屋町1-2-4神谷ビル302号
TEL:045(534)8219
完全予約制
診療時間/火曜~金曜8時30分~18時30分、土曜・日曜10時~16時
※臨時休診あり
休診日/月曜
診療費/初診料3000円(税込み)
鍼灸治療1万円(税込み)
神奈川県藤沢市に分院(ハプラス湘南鍼灸Room)あり
https://haplus89.com/
・連載「新世代の鍼灸師に訊く」の記事一覧はこちら>>>