常山酒造
福井市内に10ある酒蔵で最も歴史の古い創業220年の「常山酒造」。気鋭の蔵元杜氏であり社長の常山晋平さんが、自然、地域、食、伝統、それぞれの調和をモットーに新しい時代を切り拓く酒造りに奮闘しています。
仕込み中のタンクを前にエルメさんと常山晋平さんが語り合う。
同じく酒造りに情熱を注いだ亡きお父様が自然豊かな福井市美山地区で志高き農家とともに取り組んだ特別栽培の酒米も、酒の礎となる大事な要素の一つです。
右から、「常山 山田錦」、「常山 極」、「常山 美山錦」。
「『常山 山田錦』は薔薇の香りのニュアンスも感じる」とエルメさん。
「山田錦」、「美山錦」、「五百万石」と試飲しながら酒米の多様性を感じ取るエルメさん。
「日本酒は私たち外国人にもファンが多いので、エチケット等に英語での解説もあったら嬉しいですね。マリアージュは和食だけでないと思いますし、副産物の酒粕の生かし方もまた研究してみたいです」。
その探究心に終わりはありません。
朝、蒸したての米から湯気と甘い香りが立ち昇る。
蔵人には女性や外国人の姿も。
常山酒造福井市御幸1-19-10
TEL:0776(22)1541
営業時間:9時~17時30分
蔵見学は不可。店舗にてテイスティング可(有料)。