［グラフ］最も価値ある輝きがここに 最高峰のソリテールジュエリー

「グラフオンパレード！」

ソリテールジュエリーの価値と魅力

山口 遼（宝石史研究家）

ジュエリーの歴史の中で、古い時代にはほとんど存在せず、近世になって、宝⽯の産出が増える頃に登場する⼀群のジュエリーがあります。真ん中に⾮常に優れた宝⽯をどんと据え、その宝⽯の素晴らしさを訴えるジュエリーです。

こうした場合、フランス語で、“孤独な”とか“群れない”とかを意味する「ソリテール」という⾔葉がふさわしく、そうしたジュエリーをソリテールと呼びます。

ここに「グラフ」がその総⼒をあげて世に送り出すソリテールジュエリーの⼤コレクションは、すべてダイヤモンド。ホワイトはもちろん、さまざまな⾊合いのもの、そして⼤粒で⾒事なカットのものを選りすぐり、指輪とペンダントに仕⽴てています。「オンパレード」と呼ぶにふさわしい⼤⾏列ですね。

ジュエリーとしての勝負は中央の⽯。中途半端な⽯では持ちません。原⽯としても最⾼で、それに極限のカット技術を加えなくては、こうした素晴らしい宝⽯は⽣まれません。

さまざまな宝⽯の中で、⾊の種類がいちばん多いのは、普通はガーネットなどを思い浮かべますが、実はダイヤモンドなのです。ただ、その数量が圧倒的に少ない。希少なカラーダイヤモンドに出会ったら、じっくりとその⾊合いを⾒てください。⼀つ⼀つ微妙に異なる⾊の魅⼒に気づくはずです。

ソリテールはカットも重要です。最⾼のカットを施そうとすると、どうしても⽯の重量が激減するという問題があります。世の中にある素晴らしいカットといわれるものも、たいていはカラット数が減ることを恐れ、真の意味で完璧ではないのです。そういうことを度外視し、美しさを求めてこの上なく潔く、美しくカットをするのがグラフなのです。

もう⼀つ、資産として考える場合、ソリテールには⼤きな利点があります。時間が経っても価値が下がりにくく、売りやすいのです。20カラットのダイヤモンド1個と、1カラットのダイヤモンド20個を売ることを考えると、おそらく20カラット1個のほうがより早く、より⾼価に売れるのではないかと思います。いずれにしても、3カラットを超えるような極上のソリテールの価値は、年々⾼まっているといえるでしょう。

何といってもこのコレクションは、グラフにしかできない⾒事なもの。ダイヤモンドという宝⽯が、これほどに多彩、絢爛、豪華、そして価値あるものであることがわかっていただけるでしょうか。