〔特集〕近くて最旬のアジア(3)ルボンボン優子さんと訪ねるタイ“シノワズリ”の世界 東南アジアの中心に位置し、古くからさまざまな国の影響を受け文化を育んできたタイ。この国に息づく“シノワズリ”な世界を、2023年春、タイに移住したルボンボン優子さんに案内していただきました。インテリアの参考になるスポットから、お気に入りのレストランやホテル、そして素敵なご自宅まで。優雅なタイの魅力をご紹介します。
前回の記事はこちら>>・特集「近くて最旬のアジア旅」の記事一覧はこちらから>>
タイの暮らしに息づく工芸を訪ねて
生地代は120センチ幅1メートルあたり2000〜2万バーツ、仕立て代は16インチ(約40.5センチ)角サイズの最もシンプルなデザインで500バーツ〜。時期によって納期は異なるが、仕上がりまでの期間は14日間ほど。
布を自由に選んでホームデコールの逸品をオーダーする「ジム トンプソン 本店」
1951年創業の「ジム トンプソン」は、タイの伝統工芸である絹織物を軸とした上質な生地や製品で、世界的に高い人気を誇るブランドです。創業者であるジム・トンプソン氏が設計した趣ある本店が2023年春にリニューアルし、ホームデコール関連のフロアがより充実。
11部屋の一つ「インディゴ ドリームズ」はシノワズリな雰囲気。どの部屋も、インテリアファブリックの洒落た取り入れ方や色柄の組み合わせなど部屋づくりのヒントが詰まっている。
異なるテーマを設けた11部屋で、新作の展示を楽しみながらインテリアファブリックの多彩な魅力を体感できるようになりました。日本とはひと味違った洗練を感じさせるコーディネートが感性を刺激します。
オーダーメイドの見本や、家具などを展示する3階のラウンジ。
「ジム トンプソンの布に出会い、私はインテリアファブリックの重要性や楽しさを知りました。さまざまなオーダーメイドができる本店では、“世界でたった一つのお気に入り”を作る喜びが味わえます」と優子さん。
手軽でおすすめなのはクッションカバー。1000種類以上から好みの生地をセレクトし、サイズや形、縁飾りなどのデザインを決めて逸品を誂えるひとときは、心躍るものとなることでしょう。
ホームデコールのフロアは3階から5階。1、2階には主に既製品のテーブルリネンや服飾小物などが並ぶ。
ジム トンプソン 本店9 Surawong Road, Bangkok
TEL:+66-(0)2-632-8100
営業時間:9時~20時
定休日:無休
ルボンボン優子さんヨーロッパやアジアから輸入するインテリアアイテムやテーブルウェアを扱うセレクトブランド「ルボンボン」オーナー。ホームデコレーションや食卓など日々の暮らしを発信するインスタグラム(
@lebonbonyuko)や「美味しい!家庭画報」(
@bimi_kateigaho)の連載が人気を集めている。
【Special Information】ルボンボン優子さんと一緒にお買い物バンコク、シノワズリの世界を巡る旅へ ショップや工房に同行し、お買い物のアドバイスをしてくださるルボンボン優子さん。
この特集で紹介した美術館やショップ、バンコク郊外にある工房をルボンボン優子さんとともに巡り、お買い物やオーダーメイドを楽しむツアーを企画しました。滞在はチャオプラヤ川を目の前に立つ最新のラグジュアリーホテル「カペラ バンコク」。“シノワズリ”の世界に浸る特別な旅に、きっとなるはずです。詳細は発売中の家庭画報4月号、またはプレミアム旅行社までお問い合わせ下さい。
(問)プレミアム旅行社
TEL:03‐3262‐6480
受付時間:10時30分〜17時30分(休業日:土曜・日曜・祝日)
URL:
https://pre-t.co.jp/
(次回に続く。
この特集の記事一覧はこちらから>>)