〔特集〕近くて最旬のアジア(3)ルボンボン優子さんと訪ねるタイ“シノワズリ”の世界 東南アジアの中心に位置し、古くからさまざまな国の影響を受け文化を育んできたタイ。この国に息づく“シノワズリ”な世界を、2023年春、タイに移住したルボンボン優子さんに案内していただきました。インテリアの参考になるスポットから、お気に入りのレストランやホテル、そして素敵なご自宅まで。優雅なタイの魅力をご紹介します。
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バンコクで訪れたいホテル
東洋と西洋が混じり合うインテリアも見どころ。タイ寺院の風ふう鐸たくを思わせるデザインの、チーク材製の巨大なシャンデリアが印象的なロビー。
148年の歴史を誇るバンコク随一のホテル「マンダリン オリエンタル バンコク」
1876年にタイ初の西洋風ホテルとして開業して以来、各国の国家元首や要人、著名人を迎え、伝説的な歴史を紡いできた「マンダリン オリエンタル バンコク」。
「デラックス プレミア ルーム」。331室ある客室のほとんどから、チャオプラヤ川が望める。
タイ初のバー「ザ バンブー バー」。竹素材の家具や室内装飾は東洋的な趣。毎日ジャズライブが行われ、オリジナルカクテルも人気。
“微笑みの国”と称されるタイらしい優しさに満ちたホスピタリティで訪れた人をもてなしてくれるこの格式あるホテルには、古きよき時代を彷彿させるゆったりとした空気感が流れています。
「友人たちとお茶をしたり、家族で食事をしたり......来るたびに幸せな思い出が積み重なって、ノスタルジックな想いが掻き立てられる特別なホテルです」と優子さん。
「オーサーズ ラウンジ」でくつろぐルボンボン優子さん。アフタヌーンティーセットは、ウエスタン、オリエンタル、ヴィーガンの3種類から選べる。
昼下がりに訪れた「オーサーズ ラウンジ」は、その名のとおり文学史に名を残す文豪たちに愛されたティーラウンジです。
白亜のコロニアル風の建物にラタンの椅子を配した空間は、開業当初の面影を残す場所。壁面にはサマセット・モームやジョゼフ・コンラッドをはじめ、タイを舞台にした小説『暁の寺』を執筆した三島由紀夫など、滞在した作家の写真が飾られ、ホテルの昔日を物語っています。
タイの伝統菓子やセイボリーが、ブルー&ホワイトの三段重に入って供される「オリエンタル アフタヌーンティーセット」1800バーツ。
柔らかな光に包まれてアフタヌーンティーを楽しむひととき。その優雅な時間は、きっと忘れ得ぬ幸せな記憶となるはずです。
マンダリン オリエンタル バンコク48 Oriental Avenue, Bangkok
TEL:+66-(0)2-659-9000、0120-663-230(日本語での予約)
料金:1泊1室2万5000バーツ~(朝食付き)
ルボンボン優子さんヨーロッパやアジアから輸入するインテリアアイテムやテーブルウェアを扱うセレクトブランド「ルボンボン」オーナー。ホームデコレーションや食卓など日々の暮らしを発信するインスタグラム(
@lebonbonyuko)や「美味しい!家庭画報」(
@bimi_kateigaho)の連載が人気を集めている。
【Special Information】ルボンボン優子さんと一緒にお買い物バンコク、シノワズリの世界を巡る旅へ ショップや工房に同行し、お買い物のアドバイスをしてくださるルボンボン優子さん。
この特集で紹介した美術館やショップ、バンコク郊外にある工房をルボンボン優子さんとともに巡り、お買い物やオーダーメイドを楽しむツアーを企画しました。滞在はチャオプラヤ川を目の前に立つ最新のラグジュアリーホテル「カペラ バンコク」。“シノワズリ”の世界に浸る特別な旅に、きっとなるはずです。詳細は発売中の家庭画報4月号、またはプレミアム旅行社までお問い合わせ下さい。(問)プレミアム旅行社TEL:03‐3262‐6480受付時間:10時30分〜17時30分(休業日:土曜・日曜・祝日)URL:https://pre-t.co.jp/
(次回に続く。
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