〔特集〕近くて最旬のアジア(3)ルボンボン優子さんと訪ねるタイ“シノワズリ”の世界 東南アジアの中心に位置し、古くからさまざまな国の影響を受け文化を育んできたタイ。この国に息づく“シノワズリ”な世界を、2023年春、タイに移住したルボンボン優子さんに案内していただきました。インテリアの参考になるスポットから、お気に入りのレストランやホテル、そして素敵なご自宅まで。優雅なタイの魅力をご紹介します。
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バンコクで訪れたいレストラン
手前は甲羅にかに肉をたっぷり詰めた「醸鮮蟹蓋(ジュニャンシェンシェガイ)」528バーツ。奥はビーフリブをスパイシー風味に仕上げた「川味牛助骨(チュアンウェニュウレイグ)」938バーツ。
ティーペアリングも楽しめるホテル内の本格広東料理店「メイジャン」
バンコク市内に200年以上の歴史がある大規模な中華街を擁し、人口の約10パーセントが中国系であることからうかがえるように、タイは中国文化と深いつながりがあります。それは食文化についても同様。ゆえにバンコクのダイニングシーンは、チャイニーズレストランのレベルが高く活気があります。
開放的なリバーサイドのガーデンに面した店内。個室やシェフズテーブルも備えている。
優子さんがたびたび夫婦で食事を楽しむという「メイジャン」は、チャオプラヤ川左岸に立つ高級ホテル「ザ・ペニンシュラバンコク」内の広東料理店。香港や台北のホテルで美食家たちを唸らせてきた香港出身のヴィクター・ホーさんをエグゼクティブシェフとして2023年夏に迎え、メニューを一新。
ぷりぷりのえびを特製X.O.醬で味つけした「X.O.醬海蝦球炸饅頭(X.O.ジャンハイシャチュウジャアメントウ)」728バーツ。
蓮の葉で包まれたあわびのせ炒飯「荷香鮑魚炒飯(フオシャンボウユチオファン)」698バーツ。
「地元や世界各国の最高級食材を使い、伝統的な広東料理の技法を駆使して多彩な味わいを生み出したい。料理の魅力を引き出すプレゼンテーションも楽しんでいただけたら」と話します。
上質な中国茶が種類豊富に揃っているのも嬉しい限り。コースに合わせたティーペアリングもおすすめです。
※写真はすべてディナータイムのアラカルトメニュー。ディナーコースと取り合せて楽しむ、中国茶3種のティーペアリングは500バーツ。メイジャンThe Peninsula Bangkok, 333 Charoennakorn Road, Klongsan, Bangkok
TEL:+66-(0)2-020-6969
営業時間:11時30分~14時(LO、土曜・日曜のみ)、18時~22時(LO)
定休日:無休
ルボンボン優子さんヨーロッパやアジアから輸入するインテリアアイテムやテーブルウェアを扱うセレクトブランド「ルボンボン」オーナー。ホームデコレーションや食卓など日々の暮らしを発信するインスタグラム(
@lebonbonyuko)や「美味しい!家庭画報」(
@bimi_kateigaho)の連載が人気を集めている。
【Special Information】ルボンボン優子さんと一緒にお買い物バンコク、シノワズリの世界を巡る旅へ ショップや工房に同行し、お買い物のアドバイスをしてくださるルボンボン優子さん。
この特集で紹介した美術館やショップ、バンコク郊外にある工房をルボンボン優子さんとともに巡り、お買い物やオーダーメイドを楽しむツアーを企画しました。滞在はチャオプラヤ川を目の前に立つ最新のラグジュアリーホテル「カペラ バンコク」。“シノワズリ”の世界に浸る特別な旅に、きっとなるはずです。詳細は発売中の家庭画報4月号、またはプレミアム旅行社までお問い合わせ下さい。(問)プレミアム旅行社TEL:03‐3262‐6480受付時間:10時30分〜17時30分(休業日:土曜・日曜・祝日)URL:https://pre-t.co.jp/
(次回に続く。
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