〔特集〕近くて最旬のアジア(3)ルボンボン優子さんと訪ねるタイ“シノワズリ”の世界 東南アジアの中心に位置し、古くからさまざまな国の影響を受け文化を育んできたタイ。この国に息づく“シノワズリ”な世界を、2023年春、タイに移住したルボンボン優子さんに案内していただきました。インテリアの参考になるスポットから、お気に入りのレストランやホテル、そして素敵なご自宅まで。優雅なタイの魅力をご紹介します。
前回の記事はこちら>>・特集「近くて最旬のアジア旅」の記事一覧はこちらから>>
バンコクで訪れたいホテル&レストラン
気品漂うコロニアル調の空間に、オリエンタルテイストが調和するインテリアもお洒落。料理をサーブしているのはマスターシェフのヌーローさん。
洋館の素敵なインテリアも魅力のレストラン&料理教室「ブルー エレファント バンコク」
オフィスビルが立ち並ぶエリアの一角に、築120年を超える瀟洒な洋館があります。そこが「ブルー エレファント バンコク」。伝統的タイ料理に西洋のテクニックやエッセンスを取り入れた“タイ・キュイジーヌ”が味わえるレストランの先駆けとして、バンコクの美食シーンを牽引してきました。
ディテールにヨーロッパで培われた洗練を感じさせる味わい。タイ各地の新鮮で良質な食材、極力オーガニックのものを使っている。手前は東北タイを代表する豚肉料理「ヤムコームーヤーン」480バーツ、奥はココナッツ風味のかに肉入りスープ「トムカーヌアプー」420バーツ。
「ブルー エレファント」は創業者である女性シェフ、ヌーロー・ソマニー・ステッペさんがベルギー人と結婚したことを縁に、1980年にブリュッセルに最初の店を開いたのが始まり。その味は瞬く間に評判を呼び、ロンドン、パリ、コペンハーゲンなどに支店が作られました。
フォワグラに酸味のあるタマリンドソースをかけた「タップハーンソートマカム」780バーツ。
カレー風味のかにと卵の炒め物「プーパッポンカリー」1280バーツ。
バンコクにレストラン&料理教室がオープンしたのは2002年。ヨーロッパで磨かれたタイ料理を、故郷に逆輸入する形で凱旋させたのです。
「お料理もサービスも心がこもっていて、日本からの大切なお客様をお連れするレストランです」と優子さん。英語で行われる、伝統的なタイ料理4品を半日で学べる料理教室も人気です。
ブルー エレファント バンコク41 South Sathorn Road, Yannawa,Sathorn, Bangkok
TEL:+66-(0)2-673-9353
営業時間:11時30分~14時(LO)、17時30分~22時(LO)
定休日:無休
ルボンボン優子さんヨーロッパやアジアから輸入するインテリアアイテムやテーブルウェアを扱うセレクトブランド「ルボンボン」オーナー。ホームデコレーションや食卓など日々の暮らしを発信するインスタグラム(
@lebonbonyuko)や「美味しい!家庭画報」(
@bimi_kateigaho)の連載が人気を集めている。
【Special Information】ルボンボン優子さんと一緒にお買い物バンコク、シノワズリの世界を巡る旅へ ショップや工房に同行し、お買い物のアドバイスをしてくださるルボンボン優子さん。
この特集で紹介した美術館やショップ、バンコク郊外にある工房をルボンボン優子さんとともに巡り、お買い物やオーダーメイドを楽しむツアーを企画しました。滞在はチャオプラヤ川を目の前に立つ最新のラグジュアリーホテル「カペラ バンコク」。“シノワズリ”の世界に浸る特別な旅に、きっとなるはずです。詳細は発売中の家庭画報4月号、またはプレミアム旅行社までお問い合わせ下さい。(問)プレミアム旅行社TEL:03‐3262‐6480受付時間:10時30分〜17時30分(休業日:土曜・日曜・祝日)URL:https://pre-t.co.jp/
(次回に続く。
この特集の記事一覧はこちらから>>)