掘りたてがおいしい! 志麻さん流 たけのこ料理
掘りたてのたけのこを手に自宅へ戻り、たっぷりの湯で下ゆで。最近はフランスでも輸入ものが存在するものの、まだ家庭で食べることはほとんどないそう。
竹林の麓に自生する三つ葉を見つけ、うれしそうに摘み始める志麻さん。三つ葉の束を手に「サラダにトッピングしたらアクセントになりそう」。田舎で暮らすことで、自然への感謝の気持ちもますます強くなる。
今回は志麻さんらしいフランス仕込みのサラダとステーキをご紹介します。
味噌や醬油といった日本の調味料を使い、摘んできた三つ葉や自宅付近に自生する山椒の葉を散らし、春らしい2皿が完成。たけのこの新しいおいしさに出合えます。
たけのこサラダ 味噌レモンドレッシング
こっくりとした味噌ドレッシングを、レモンで軽やかに仕上げて春らしく。
材料(2~3人分)・たけのこ(下ゆでしたもの) 1本(約400グラム)
■味噌レモンドレッシング
・味噌 大さじ1
・オリーブ油 大さじ2
・レモン汁 1/4個分
・黒こしょう 少量
・三つ葉(適宜切る) 適量
作り方(1)たけのこは2センチ角に切る。
*根元から穂先までさまざまあると食感の違いが出て楽しい。(2)味噌レモンドレッシングの材料を上から順に混ぜ、味をみて味噌の塩分が弱い場合は塩(材料外)をたす。
*たけのこは味をはじくため、ドレッシングの塩分は少し濃いめがおすすめ。(3)(1)を(2)であえて器に盛り、三つ葉を散らす。
たけのこのステーキ
大胆にカットしたたけのこがご馳走のひと皿。まろやかで香ばしいソースがしっかりとからみます。
材料(2~3人分)・たけのこ(下ゆでしたもの) 1本(約400グラム)
・小麦粉 大さじ1
・塩 適量
・バター 20グラム
・醬油 小さじ1
・レモン汁 1/4個分
・サラダ油 大さじ1
・山椒の葉 適量
作り方(1)たけのこは縦4~6等分に切ってペーパータオルで水分を拭き、小麦粉をまぶす。
*小麦粉をまぶして、表面に凹凸をつけて焼き色をきれいにつける。(2)フライパンにサラダ油を熱し、(1)をこんがり焼き色がつくまで強火で全面を焼き、塩をふる。
(3)バターを加え、パチパチと音がしなくなったら火を止め、醬油、レモン汁をふって全体にからめる。
(4)器に盛って山椒の葉を散らす。
タサン志麻(タサン・しま)料理人と家政婦の経験で培った、技やセンスが光るレシピが大好評。2023年、古民家を購入して、夫のロマンさんとリノベーションに奮闘中。3人の子どもの母。
(次回に続く。
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