連載「My Delicious 喜ばれる手土産」 贈り物上手のみなさんから、誰からも喜ばれるおいしい逸品を教えていただきます。今回は、小枝絵麻さん(フード&ワインスペシャリスト)におすすめを伺います。
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日本生まれのふくよかなジン
昨夏訪れたロンドンの各所で、ジンを楽しまれたというフード&ワインスペシャリストの小枝絵麻さん。今日はジャパニーズクラフトジン「ROKU〈六〉」を試飲し、ペアリングを考案してくださいました。
ROKUに使用されるボタニカルは桜の花と葉、煎茶に玉露、山椒、柚子の6種類。旬の時期に収穫した和素材をそれぞれ浸漬・蒸溜し、その原料酒をブレンドして、重層的で繊細な香味と上品な味わいを生み出しています。
桜の塩漬けを水でさっと洗い、花びらを散らして入れた氷とともに。「ほのかな桜の塩気もよく合います」。複雑な香りを楽しめるようワイングラスで。 酢で締めた白身魚や青魚のほか、赤じそのふりかけを使った酸味のある料理もおすすめ。
桜、柚子、お茶──日本の四季を感じさせる和素材が香る
「とても日本らしい、丸みのあるジンです。桜の香りが特に印象的なので、それに合わせて桜の塩漬け入りの氷を浮かべて楽しみました」と小枝さん。優しくバランスのとれた味わいは食中酒にもぴったりだそう。
定番のジンソーダで爽やかに。「ジン好きの海外の方にお渡しして、違いを楽しんでほしい」と小枝さん。ジャパニーズクラフトジン「ROKU〈六〉」700ml 4000円
「シャープなイギリスのジンは油分の多い料理と合わせますが、ROKUは日本ならではの棒寿司やさば寿司など、酢で締めた魚との相性も抜群ですよ」。
例えば手土産として、ジンとともにお寿司を添えてお渡しするのもおすすめです。
小枝絵麻(こえだ・えま)さん
米国大使館農産物貿易事務所選任シェフを務めた後、ナパヴァレー・ヴィントナーズの駐日代表となる。日本食材を海外に発信するプロジェクトを農水省と立ち上げる。3児の母として食育活動にも注力。
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TEL:0120‒139‒310