また、15度付近で重なることも考慮して読むと、15はタロットの「悪魔」のカードを指し、そこが象徴するように、「それぞれの鬱憤やわがままを外に押し付けたくなる傾向」があります。
また、火星と土星は“終了のコンビ” と異名を取ることから、合わせて読むと、夫婦間で不満を言った途端に、「じゃ別れる?」とか、会社でダメもとで賃上げを迫った途端「じゃ辞める?」みたいな“キャパのない殺伐とした展開”も予想されます。
ただ、救いがあるとすれば魚座は「枠が曖昧」なので、なんとなく初めから伝わらないとわかっていても一応“優しく”言ってみるとか、お互いに意見を聞き合っているうちに“柔軟に”やり方が変わっていくとか。
そこから硬直した状態が緩和されたり、あるいは言い分がお互いに浸透し、それが未来を作ったりするケースも十分考えられます。なので、「思い合ったり、立場を察し合ったりしながら、一気に進もうとせず、でも前進は諦めず」みたいな形で火星と土星の複雑なエネルギーを昇華できれば理想的です。
目に見えない曖昧な部分がストレスになることも確かですが、同時に諦めなければ望みが生まれるのも確かなはずです。自棄にならず耐えて今の現状で未来を探す時だと思います。
ジョニー楓さん
雑誌連載や、個人セッションなど多岐にわたって活躍し、著名人からの鑑定の依頼も絶えない。タロットカードや、ダイスなども使い複合的に占う。インスタグラム/公式ブログ
絵/植田志保(
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