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正しいケアで、トラブルに負けない肌に。シミ、くすみ、赤み「色むら悩みは改善できる」

2024.05.07

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正しいケアで、トラブルに負けない肌に シミ、くすみ、赤み 色むら悩みは改善できる 第1回 些細な刺激にも敏感に反応しやすい大人の肌。色むら悩みは要因が複雑に絡み合っているだけに対処が難しいところですが、最新のスキンケア情報を味方にしたお手入れで解決の兆しが見えてきます。明るい透明感とトラブルに負けない強さを育みましょう。

「肌の色素沈着は、内外ストレスによっても加速します。デリケートな状態に傾きやすい世代こそ、同時に敏感肌ケアも行いましょう」

パルファン・クリスチャン・ディオール サイエンティフィック コミュニケーション ディレクター ヴィルジニー・クトゥローさん スイスやフランスの大手化粧品グループで研究センター長を含む多彩な経験を積んだのち、2021年より現職。薬学博士。

パルファン・クリスチャン・ディオール サイエンティフィック コミュニケーション ディレクター
ヴィルジニー・クトゥローさん

スイスやフランスの大手化粧品グループで研究センター長を含む多彩な経験を積んだのち、2021年より現職。薬学博士。

肌色が均一なほど若く見える──、見た目の魅力や健康度とも有意な相関関係を示す研究データがあります。実際のところ、年齢とともに肌色は不均一になる傾向があり、そこに深くかかわるのが“慢性的な微小炎症”です。

これは紫外線や大気汚染等の環境要因、およびストレスや睡眠不足などの内的要因によって起こります。


日常的には気づきにくい事象ですが、事実24歳から60歳までの間に、表皮での炎症マーカーは3・6倍に増加し、肌の“炎症老化”を加速させます。

炎症老化は、皮膚の構造を変化させてシワや小ジワの発生、肌密度の低下を招き、皮膚内の光を遮ることで透明感を損なわせます。同時に、メラニン生成を活性化し色素沈着を引き起こします。

またディオール サイエンスは、外的刺激を受けやすい過敏性のある肌において色素沈着が起こりやすくなる事実を最新の神経細胞移植皮膚モデルを用いて証明しました。

さまざまな内外ストレスにさらされている現代女性の肌は敏感に傾きやすくなっていますので、ブライトニングケアと同時に、微小炎症ケア、敏感肌ケアを行うことが有効です。

撮影/Fumito Shibasaki〈Donna〉(静物) 取材・文/佐藤由喜美

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