ラグジュアリーの真実 5月「アンリ・ジャック」 ビューティーアンバサダーが、話題の美容新商品をお試し。それぞれの視点から語られるレビューや、美しく輝き続けるための美容秘話は必読。今月のビューティアンバサダーは、女優の草刈民代さんです。
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「可憐なすずらんの馥郁(ふくいく)とした香り。私の一部であるかのように心地よく寄り添ってくれます」
──草刈民代さん
特別な顧客のためにオーダーメイドの香りを創り続けてきた、フランスのオートパフューマリーメゾン「アンリ・ジャック」。
最上級の天然素材を使った香料濃度約100パーセントの香水を調香師が手作業で完成させるとは、なんて優雅で贅沢な世界でしょうか。
今回私が体験した香水はアルコールで希釈された「レ・ブルーム」シリーズですが、香りがふわっと漂う穏やかなつけ心地は、天然香料にこだわって調香されたフレグランスならではのものだと思います。
すずらんをイメージした「リランカ」の香りは優しくフェミニンで清らかさもあり、まとうことで心地よくいられます。
私の一部であるかのように自然に寄り添ってくれるので、つけていることを忘れてしまうほど。自分でこの香りをチョイスしたわけではなく、縁あって手にしたものなのに、こんなにフィットすることもあるのですね。
ミストの細かさにも驚きました。ここまで繊細なミストは初めて。私はいつものように手首や耳の後ろにつけましたが、髪や衣類にもスプレーできるそうなので楽しみ方が広がりますね。
香水という芸術に触れることは大人の嗜(たしな)み。より豊かな人生に導かれるようです
レ・ブルームシリーズのほかの香りや、香料濃度が高いものも試してみたくなりました。銀座にあるブティックも訪れてみたいです。
日本にはフランスほど成熟した香水文化がありませんが、こういう香水の芸術性を極めるブランドが日本に入ってきた意味は大きいと思います。
店内に満ちる香りの世界に浸り、自分にふさわしい香りをとことん追求する行為は自分自身を洗練させていくことの極みではないでしょうか。
オペラやバレエを鑑賞するがごとく、別な顧客のためにオーダーメイドの香りを創り続けてきた、フランスの身をもって体験しなければわからない感動がきっとあるはず。
より豊かな世界が広がったり、自分の中の何かが掘り起こされるかもしれません。
香水をきっかけに新たな可能性が拓かれるのは素敵なことですし、この香水にはそんなパワーがあると思います。
(語り:草刈民代さん)
アンリ・ジャック
レ・クラシック ドゥ アンリ・ジャック
レ・ブルーム リランカ 75ml 10万1200円
天然の香料が紡ぎ出す唯一無二の“香りの芸術品”
1975年の誕生以来、南仏グラースのラボラトリーにセレブリティを招き、オーダーメイドで芸術的な香水をクリエイトしてきた「アンリ・ジャック」。
2014年にブティックを展開し、日本には22年に上陸しました。
銀座並木通りの店舗には約3000ものアーカイブレシピから厳選された香料濃度約100パーセントの「レ・エッセンス」や稀少なコレクション、レ・エッセンスの香りをエアリーかつカジュアルにまとえるように希釈された「レ・ブルーム」36種などが揃います。
レ・ブルームのボトルは直接肌につけるスプラッシュとスプレーの使い分けが可能です。
お問い合わせ/アンリ・ジャック 銀座 TEL:03(3289)0068
草刈民代さん
シャツ(参考商品)/ISSEY MIYAKE(ISSEY MIYAKE INC.) イヤーカフ12万1000円/カドー(CADEAUX六本木ヒルズ店) リング2万1450円/ルーナ(チェルキ)
日本を代表するバレリーナとして活躍し、引退後は女優として映画、テレビドラマ、舞台等、数々の作品に出演。舞台のプロデュースや演出のほか、芸術監督を務めるなど活躍中。
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