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「歯周病」のリスク要因、予防から治療まで。食物繊維の摂取も予防に大切

2024.05.15

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プラークが形成されないよう就寝前に丁寧なブラッシングを

歯周病の予防・治療で最も大切なのは、日々の丁寧なブラッシングでプラークを溜めないようにすること、そして、定期的に歯科でチェックを受け、プラークや歯石を除去してもらうことです。

軽度の歯周病であれば、それだけで完治します。

「食後に毎回歯磨きできればいいのですが、なかなか難しいと思います。1日1回、歯ブラシやブラッシングをサポートするグッズ(下)で長い時間をかけて丁寧にケアしてください。就寝中は唾液の分泌が減り、舌や口の粘膜の動きも少なくなって、菌が繁殖しやすいので、夜がおすすめです」

歯のブラッシングをサポートするグッズ

●歯間ブラシ
プラークが残りやすい歯間部は歯間ブラシで手入れを。サイズや使い方は歯科で指導を受けましょう。ゆっくり差し込み、10回ほど前後に動かす。歯間の外側と内側の両方から操作する。


●ワンタフトブラシ(部分磨き用の先端のみの歯ブラシ)
奥歯の奥側や歯の側面、歯間部、ブリッジやインプラントの周辺をブラッシングするのに使う。

●デンタルフロス
歯と歯の間が狭い部分に使う。ロールタイプと柄がついたタイプがある。インプラントの周辺には太めのものがおすすめ。ブリッジと歯肉の間を通しやすいように端が硬くなっているもの(スーパーフロス)もある。

●電動歯ブラシ
手を細かく動かす必要がないため、歯ブラシがうまく使えない人や手の不自由な人にも適している。スマホアプリがブラッシング位置をガイドしてくれるものもある。電動、音波、超音波などの種類があるので購入前に歯科でアドバイスを受けましょう。

●洗口液
ブラッシングのようにプラークを物理的に除去する作用はなく、歯ブラシの代わりにはならない。ブラッシングの後などに、口臭を防ぐ、あるいは口の中の微生物を減らすといった目的で補助的に使う。

取材・文/小島あゆみ

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