日本の聖地を訪ねて 神聖なる力や自然の美しさを感じられる聖地を数秘研究家のともこさんが訪ねます。新時代の開運の縁となりますように。
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ともこ(磨雲木)
数秘研究家・コラムニスト。数秘の智慧を生活に生かし、しなやかで心地よい暮らしを送るヒントを伝えている。前作の続編『もっと!誕生日が教えてくれる本当のあなた』(世界文化社)が好評発売中。
人気のフォトスポット、八幡奈多宮の元宮。朝日が昇る瞬間は幻想的な景色が広がる。
神と仏が息づく奇跡の聖地国東(くにさき)半島・姫島
九州のパワースポットゾーンで神仏習合の発祥地として知られる。大分県北部に位置し、半島の北部・西部は周防灘、東部は伊予灘、南部は別府湾に面しています。まずは南西部の陸地側に接する宇佐市へ向かいました。
全国約11万の神社のうち4万600社あまりが八幡社といわれ、その総本宮が宇佐神宮です。豊前国一宮で主祭神は八幡大神(応神天皇)、比売大神(ひめのおおかみ)、神功皇后。神亀(じんき)2年に創建され、令和7年には八幡大神が本殿にご鎮座されて1300年を迎えます。
宇佐神宮奥宮・大元(おおもと)神社。神社拝殿の先は神域のため禁足地として守られている。
大元山・馬城峰(まきのみね)とも称される標高647メートルの御許山にある龍神岩屋。
さらに南へ6キロほど進むと御許山(おもとさん)があり、9合目に奥宮の大元(おおもと)神社が鎮座します。片道30分ほどの登山道を登ると、神秘的な景色が広がり、山そのものが神域で祈りの場であると感じます。
国東半島は六郷満山(ろくごうまんざん)と呼ばれる独特な山岳宗教文化がかつて栄え、和合の精神に満ち溢れたあたたかさがありました。そして国東半島の北5キロの沖合に位置する周囲17キロの離島が姫島。
姫島にある千人堂。大晦日の夜、債鬼に追われた善人を、千人かくまうことができたという逸話からその名がついた。
『古事記』の国生み神話で、イザナギノミコトとイザナミノミコトの二神が12番目に生んだのが「女島(めじま)」で、この島こそが姫島です。
高さ12メートルの美しい石造りの姫島灯台。花崗岩でできている。
約30万年前以降に活動した7つの火山があり、黒曜石をはじめゾウの化石やさまざまな岩石が産出されています。また渡り蝶のアサギマダラの休息地としても有名で、自生するスナビキソウの上を乱舞する姿は、春の風物詩です。
神仏習合文化が受け継がれる、美しき聖地がありました。
連載題字&龍翔鳳舞/宮崎県日向市・大御神社 禰宜 新名昭彦
龍のように力強く飛翔し、鳳凰のように華麗に舞うという発展を祈る意味。家内安全、無病息災、社運隆盛など、皆様の運気が上がり、健康でありますようにとの願いを「龍翔鳳舞(りゅうしょうほうぶ )」の文字に込めて。
取材裏話を音声でお楽しみください!誌面ではご紹介しきれなかった情報や、取材時の裏話をともこ先生にうかがいました。
取材裏話はこちらからご視聴いただけます>>