『家庭画報』創刊800号記念。家庭画報大賞 開催のお知らせ
世界文化社創立50周年を記念するイベントとして、1996年に第1回を開催した「家庭画報大賞」。読者の皆様のクリエイティビティが発揮された、個性的な作品を数多くご応募いただきました。2024年10月号で創刊800号という節目を迎えるにあたり、14回目となる「家庭画報大賞」を開催します。今回のテーマは「心を込めた私の手仕事」。素敵な作品のご応募をお待ちしております。
テーマ「心を込めた私の手仕事」
締め切り 2024年8月31日(土)当日消印有効家庭画報では「料理大賞」や「インテリア大賞」を何度か開催し、読者の皆様とともに作る楽しい企画を発表してきました。それらを統合し、第1回の「家庭画報大賞」が開催されたのは1996年。その年の5月号で受賞作品60点が発表されました。第1部門「わが家のテーブルコーディネート」、第2部門「私自慢の趣味の手作り」を合わせて、応募総数はなんと2505通。以来、手作りのクラフト作品、布遊び、テーブルやインテリアのコーディネートなどをテーマに回を重ね、多くの作品が誌面を通して発表されました。今回は過去の受賞作品を3例ご紹介。心を込めて作った手仕事の作品であれば、ジャンルは問いません。たくさんのご参加をお待ちしております。
800号記念 家庭画報大賞 募集の概要
募集の概要は下記のとおりです。家庭画報大賞の応募規定、応募要項などの詳細、応募用紙は、『家庭画報』2024年7月号(5月31日発売)に掲載の予定です。
※審査員につきましては追ってお知らせする予定です。
【テーマ】心を込めた私の手仕事テーマに沿った手芸、木竹工、染織、人形、ガラス工芸、陶芸、漆芸、金工などのクラフト作品を幅広く募集します。暮らしを豊かに彩る、手作りの作品をお待ちしています。
【各賞のご案内】大賞 1名 賞状と賞金30万円準大賞 2名 賞状と賞金10万円優秀賞 最大3名 賞状と賞金5万円※家庭画報大賞に協賛してくださる各社の協賛社賞につきましては追って詳細を発表します。
【締め切り】2024年8月31日(土) 当日消印有効※大賞ならびに各賞の発表は2025年3月号(2月1日発売号)にて行う予定です。審査の途中経過は順次誌面にて発表する予定です。
応募例 1
チャペルタウンの祈り 梅里 進さん(岩手県)
第12回家庭画報大賞 手づくり作品部門 大賞
最終審査会評「素朴で余計なものがまったくなく、これだけのものを表現しているのは素晴らしい。心の手の感触を感じた」「受け手の想像力により、どこまでも楽しめる作品」。
欅、栗、桜など、さまざまな木材を用いて作られた数々の小さな家。その一つ一つの家の中がくりぬかれているというから驚きです。素朴なフォルムながら、家によって窓やドアのディテール、屋根や壁の色合いを変えているため、200個もあるのに単調さを感じさせません。病に倒れた友人の回復を願いながら制作された作品です。
応募例 2
11年間贈り続けた、干支博多人形 勝野 薫さん(福岡県)
第13回家庭画報大賞 準大賞
最終審査会評「白と赤という色合わせも見事です」「デザインが難しい蛇も、とてもかわいいですね。もらった相手も嬉しいでしょう」。動物園や牧場に足を運び、動物たちの生態を見て生み出したデザインが評価された。
両手で包み込みたくなるような愛らしさと、紅白の色合わせがおめでたい博多人形。博多では、年末に干支人形を贈ることがあるといいます。相手の負担にならないよう「年が明けたらどんど焼きに出してね」と言って渡してきましたが、専用台を作って心待ちにするファンもいるほど。あとは鶏が揃えば、十二支が完成です。
応募例 3
縮緬細工の飾り箱(宝箱) 松本 昌さん(神奈川県)
第13回家庭画報大賞 審査員特別賞
審査員評「手仕事の丁寧さ、美しさに魅了されま した。開いて飾る楽しさはもちろんですが、閉じてもとても美しく、そのまましまえるという機能性まで考えられており、感心しました」。撮影/中村 淳
小箱の留め金をそっと開くと、中には小さな縮緬細工が棚に飾られています。犬張り子や風車、紙風船、羽子板やぽっくり……。鳩車は車輪が動き、実際に遊ぶことができます。台湾の故宮博物院で見た皇帝の玩具箱から想を得て作ったもので、箱を開くと外側が屛風のようになり、水面に桜が漂うさまが描かれています。
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