〔特集〕香港の新潮流(1)進化する食文化 『ミシュランガイド』での星つきや「アジアのベストレストラン50」にランクインしたレストランが多く、ホスピタリティ溢れるラグジュアリーホテルや、一日かけても回りきれないほど規模の大きい美術館も続々オープンしている香港。さらにラグジュアリーに進化する “今” の香港の魅力をご紹介します。
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進化する食文化
多彩なジャンルのレストランが楽しめる国際都市・香港で、最先端の食を味わいたい方におすすめの6店をご紹介します。
素材のよさを生かしたクラシックな英国料理「マジストレイシー ダイニングルーム」
香港の歴史を体感できる趣のあるインテリア
広々としたメインダイニングルーム。かつて裁判官席や証言台があった奥の壁には、当時の大館と周辺の風景を描いたタペストリーが。
英国領時代の19世紀半ばに建設された旧警察署を改修し、店舗や飲食店が揃う文化施設として2018年にオープンした「大館」。その一角のかつて裁判所だったレンガ造りの建物に、英国料理店「マジストレイシー ダイニングルーム」が2022年に誕生しました。
シンプルに焼き上げた身からほのかな甘みを感じるロブスター。HKD888。
重厚感あるインテリアの中でいただくのは、英国伝統の味。畜産物、魚介類、野菜などの新鮮な食材の美味しさを、ローストやグリルなどのシンプルな調理で丁寧に引き出すのが英国料理です。
プライムリブはテーブルの横でカットされる。滋味あふれるソースとホースラディッシュが味のアクセントに。HKD998。
例えば米国産サーロインのプライムリブなら、49度を保つ6時間もの低温調理により、肉のとろけるような舌触りと濃厚な風味を際立たせ、最後は高熱で表面をカリッと仕上げています。
デーツ入りであっさりした風味の温かいスポンジにバニラアイスをのせ、とろりとしたトフィーソースをかけた英国伝統のデザート、スティッキートフィープディング。HKD258。豊富なワインリストの中から、10年熟成の英国「グラハムズ」のポートワインをペアリング。グラスHKD188。
陽気なスタッフによる丁寧なサービスにも定評があり、ワイン片手に会話が弾みます。
居心地のよいテラスは「ボタニカルガーデン」と名づけられ、ジンがメインの独立したバーとして利用できるほか、メインダイニングでの食事前後に一杯楽しむことも。レストランメニューの一部をオーダー可能。
Magistracy Dining RoomThe Magistracy, Tai Kwun, 1 Arbuthnot Road,Central, Hong Kong(大館の中央広場からHollywoodRoadを背にして左側)
TEL:+852-2252-3177
営業時間:12時~14時LO(木曜・金曜)、18時~22時LO
定休日:無休
予約をおすすめ ドレスコードあり(短パン、穴あきジーンズ、スポーツウェア、男性の襟なしシャツ不可) 12歳未満不可
URL:
https://www.themagistracyhongkong.com/(次回へ続く。
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