明日は、一年で最も長い昼間に。【季節のクリッピング】七十二候「菖蒲華」とは？

連載「季節のクリッピング」6月　夏至（げし）・次候（じこう）

菖蒲華（あやめはなさく）

選・文＝平井正則（日本暦学会会長）

今年の夏至は6月21日5時51分。この頃日本列島では太陽が一番高い空を通り、一年で最も長い昼間に。有り余る光と熱に包まれて、私たち生き物にとって、豊かな季節となります。光に溢れたこの季節を楽しみましょう。

「菖蒲華（あやめはなさく）」七十二候夏至・次候（6月26日から30日）。梅雨のどんよりとした重たい空から突然明るい日が射し、菖蒲の花弁についた水滴がきらりと輝きます。

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〈作品〉制作・撮影＝岡本なう（洗濯バサミフォトグラファー）
1つの花びらにつき紫5個、黄色1個の洗濯バサミで花を作った。茎の部分には園芸用の支柱を使用。支柱の先端には針金を巻きつけており、花びらの部分の黄色い洗濯バサミがその針金を挟んでいる。


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