日本の聖地を訪ねて 神聖なる力や自然の美しさを感じられる聖地を数秘研究家のともこさんが訪ねます。新時代の開運の縁となりますように。
連載一覧へ>>
ともこ(磨雲木)
数秘研究家・コラムニスト。数秘の智慧を生活に生かし、しなやかで心地よい暮らしを送るヒントを伝えている。前作の続編『もっと!誕生日が教えてくれる本当のあなた』(世界文化社)が好評発売中。
山口県の下関市と角島を結ぶ全長1780メートルの角島大橋。通行無料の橋としては国内屈指の長さ。散歩やサイクリングも楽しめる。
響灘(ひびきなだ)から関門海峡へ
風渡る聖地 下関
山口県に近い海域は響灘、九州に近い海域は玄界灘と呼ばれるのが一般定義といわれていますが、今回訪れた聖地は、その響灘に接する下関市。歴史を感じるスポットや、関門海峡を中心に多彩な見どころが豊富に揃います。
まず向かった先は北長門海岸国定公園・角島(つのしま)。周囲およそ17キロの島で、コバルトブルーの海に映える角島大橋が人気です。
四方を自然石の石垣で囲まれる夢崎(ゆめさき)明神の鳥居。
また明治8年に完成した日本海側初の洋式灯台である角島灯台は、「朝陽に輝き、青空に煌めき、夕陽に映える」といわれ、角島のこころとして、美しい姿を見せてくれます。
本州最西端の地・毘沙ノ鼻(びしゃのはな)も日本海に沈む夕陽を眺める絶景スポットと呼ばれ、訪れた日は遠く沖ノ島(宗像市)を望むことができました。
そして、平家最後の陣地といわれる彦島(ひこしま)では、総鎮守として崇められる彦島八幡宮に、古代シュメール文字「ペトログラフ」が刻まれた神霊岩が安置されており、地元の方々の間では「こっそりと願い事をすると叶う岩」として知られ、御神徳をいただきに参拝者が多く訪れます。
「日本三大住吉」に数えられる長門國一宮・住吉神社の御神木。
豊功神社境内から一望できる満珠島(まんじゅしま)と干珠島(かんじゅしま)。初日の出の鑑賞スポットとして有名。
下関市は長門國一宮・住吉(すみよし)神社をはじめ、二宮・忌宮(いみのみや)神社、長府藩歴代藩主の杜・豊功(とよこと)神社、竜宮造りが美しい赤間神宮など、歴史の学びと共に訪れたい神社が数多くあります。
大連神社。日本の租借地であった旧関東州の大連市にあった神社の御神体を日本に持ち帰り再建。
なかでも数奇な運命をたどった大連(だいれん)神社は関門海峡を望む高台の上にあり、とてもやさしい氣が満ち、美しい鳥のさえずりが心に残りました。
歴史の中で様々な「出会い」を見守ってきた、美しき聖地がありました。
連載題字&龍翔鳳舞/宮崎県日向市・大御神社 禰宜 新名昭彦
龍のように力強く飛翔し、鳳凰のように華麗に舞うという発展を祈る意味。家内安全、無病息災、社運隆盛など、皆様の運気が上がり、健康でありますようにとの願いを「龍翔鳳舞(りゅうしょうほうぶ)」の文字に込めて。
取材裏話を音声でお楽しみください!誌面ではご紹介しきれなかった情報や、取材時の裏話をともこ先生にうかがいました。
取材裏話はこちらからご視聴いただけます>>