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週に一度、土曜のお昼だけ営業する京都の幻の店「じんぐうみち萬樹」

2024.06.05

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〔特集〕「京都」美味案内(3)気分で選ぶ気軽な昼ご飯 夜は日本料理のコースを予約しているから、昼ご飯は軽めにしたい──。そんな読者の皆様の声にお応えして、麺、洋食を気軽に楽しめるお店をご紹介します。前回の記事はこちら>>

・特集「京料理、世界に羽ばたく」の記事一覧はこちらから>>

幻の店の味を受け継ぐうどんとおばんざい
じんぐうみち萬樹(岡崎)

ゆがきたてのうどんにだしがたっぷり注がれる「刻みきつね」のセット1800円。奥は定番のだし巻きと京野菜のおばんざい、鶏ハムなどの盛り合わせ。

ゆがきたてのうどんにだしがたっぷり注がれる「刻みきつね」のセット1800円。奥は定番のだし巻きと京野菜のおばんざい、鶏ハムなどの盛り合わせ。

かつて祇園北側にあったうどんの名店の屋号を名乗る、週に一度、土曜のお昼だけ営業する「じんぐうみち萬樹(まんき)」。メニューも店の雰囲気も以前とはがらりと変わり、広々としたオープンキッチンのカウンターで好みのうどんとおばんざいのセットを楽しめます。


キッチンのライブ感も楽しめる店内。肩肘張らない京都の日常の美味が堪能できる。

キッチンのライブ感も楽しめる店内。肩肘張らない京都の日常の美味が堪能できる。

「うどんだけだと炭水化物中心でシンプルになりがちなので、一食で満足していただけるように鷹峯の樋口農園さんのお野菜たっぷりのおばんざいを召し上がっていただき、おうどんで締めるスタイルにしました」と話す、店主の永田昌彦さん。

北海道産小麦に石臼で挽いたスペルト小麦を合わせた細いうどんは独特のこしと香りがあり、麺に合うように吟味された昆布やかつお節でひくだしは飲み干せるおいしさ。おばんざいやだし巻きにもこのだしを使い、優しい味つけで季節の京野菜を引き立てています。

定番の「にしん」2300円と「黒毛和牛肉」2500円。北海道産の無添加のにしんと、うどんのつけ汁でさっと煮た牛肉をトッピング。

定番の「にしん」2300円と「黒毛和牛肉」2500円。北海道産の無添加のにしんと、うどんのつけ汁でさっと煮た牛肉をトッピング。

うどんは「近喜」の揚げを使った「お揚げと九条ねぎ」、「にしん」といった京都らしいメニューが定番で、夏に向けては「ざるうどん」や「すだちうどん」などの冷たいうどんも登場の予定です。

じんぐうみち萬樹
住所:京都市左京区岡崎円勝寺町140 ポルト・ド・岡崎1階
営業時間:土曜のみ11時〜(売り切れ次第終了)
※インスタグラム(@jingumichimankikyoto)のDMより予約がおすすめ

(次回に続く。この特集の記事一覧はこちらから>>

この記事の掲載号

『家庭画報』2024年06月号

家庭画報 2024年06月号

撮影/大道雪代 取材・文/西村晶子

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