〔特集〕「京都」美味案内(3)気分で選ぶ気軽な昼ご飯 夜は日本料理のコースを予約しているから、昼ご飯は軽めにしたい──。そんな読者の皆様の声にお応えして、麺、洋食を気軽に楽しめるお店をご紹介します。
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旬の野菜たっぷりの洋食を気軽なカウンター席で楽しむ
洋食堂のろ(烏丸御池)
新旧の洋食店が揃う京都に2023年9月にオープンしたこちらはメンチカツが人気の「リストランテ野呂」の姉妹店。
イタリアン寄りの本店に対して、フレンチの要素も取り入れた洋食を揃え、昼はメインを選べるランチセットやコースを楽しめます。
「アマン京都」の料理長だった河野竜二さんが立つカウンターと2テーブル。
ポーチドエッグを添えた煮込みハンバーグに前菜、スープがつく「一期一会コース」2950円。ハンバーグには尾崎牛と幸福豚を使用。
3種類あるメインの中から7〜8割のお客様がオーダーするのが、看板料理の煮込みハンバーグ。
軽く煮込んだハンバーグを仕上げにオーブンで焼いているので、うまみに香ばしさが加わり、鷹峯の「松野醬油」の赤味噌を隠し味にするドミグラスソースや上にのるポーチドエッグをからめるとさらにおいしさが増します。
トマトを使わず、個々の野菜のうまみや甘味を引き出した白いミネストローネ。
「五里霧中コース」(2450円)のメインで選べる鮮魚のソテー。野菜のピュレやソースと合わせて。
シェフの河野竜二さんは野菜も積極的に取り入れ、12種類の野菜で作る白いミネストローネは自信作の一つ。
伏見の「ヤマダファーム」から届く野菜を魚料理のソースや前菜のサラダにも使い、肉主体になりがちの洋食に季節ごとの味わいを生んでいます。
六角通にしっとりとなじむ和の風情の外観にブルーの扉がひときわ目をひく。
洋食堂のろ住所:京都市中京区玉蔵町115–1 WAKOビル1階
TEL:075(746)6900
営業時間:11時30分〜13時、17時〜20時(ともにLO)
定休日:月曜、月1回火曜
※要予約
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