たった一人の日本人が、ヨーロッパの極めて価値あるジュエリーを日本に招来している――。そんなコレクションがあることをご存じですか。コレクターの名は、アルビオンアート代表取締役の有川一三さん。彼の審美眼で集めた「アルビオンアート・コレクション」についてまとめた『ジュエリーの真髄 アルビオンアート 至高の名品コレクション』(世界文化社)を、宝飾史研究家の山口 遼さんが上梓しました。
腰を抜かすほど感動した「途方もない」コレクション
ジュエリー業界で60年以上のキャリアがある宝飾史研究家の重鎮・山口さんは、アルビオンアート・コレクションを「途方もないもの」と表現します。個人コレクションとしては世界屈指、そのほとんどは美術館に収まって当然といえるものばかりで、初めて見た時は腰を抜かすほど驚いたそうです。
感動を共有するために集める
アルビオンアート・コレクションのユニークさは、単なる「コレクション」という枠にはおさまらないところにあります。有川さんは集めたジュエリーを、そのよさを理解する人にどんどん手放してしまうのです。「コレクター」というよりも「よいものの紹介者」といったほうが意味合いとしては正しいかもしれません。「ヨーロッパの各地でジュエリーに出会った時の感動を、お客様と共有したい。世の中にはこんなに素晴らしいものがある!という感動をシェアしたいのです」という有川さん。そのジュエリーを購入するか、日本に連れて帰るかどうかの判断は、「自分が感動したかどうか」の一点だけです。
命ある限り美を追い求めて
ファベルジェのブルーエナメルのティアラをきっかけに本格的な蒐集を始め、今やその数は約2000点にも及ぶというアルビオンアート・コレクション。「美術の極みともいえるジュエリーを見つけ出し、日本に招来し、皆様に本当の美を知ってもらうのが私の使命。命ある限りこれからも集め続けます」という有川さんと、「日本にこれほどのジュエリーがある奇跡を一人でも多くの人に伝えたい」という山口さん。本当に美しいジュエリーとはどういうものなのか。ジュエリーの真髄とは何なのか。類いまれなる輝きを本書でご覧ください。
アルビオンアート・コレクションのきっかけとなった、ファベルジェ作、ブルーエナメルのティアラ。製作年代:1910年頃。製作国:ロシア。
コレクションの中で、山口さんのいちばんのお気に入りは、ガブリエル・ファルギエール作、冥府のオルフェ・ペンダント。ギリシャ神話のオルフェ王子を表現している。製作年代:1900年頃。製作国:フランス。
『ジュエリーの真髄 アルビオンアート 至高の名品コレクション』
選りすぐりのジュエリーとともに、宝飾芸術の極みと歴史を知る
各ページでは、これぞ宝石の極みともいうべき名作中の名作を掲載。ジュエリーにまつわる歴史やストーリーとともにご紹介しています。現代では再現不可能ともされる高度な技術が駆使されたジュエリーが、時を経て今の時代に残っている奇跡に、ただただ驚かされます。
「シャトレーヌ」「サフラジェット」「ホルバイネスク」……。『家庭画報』での連載に加え、アルビオンアートをもっと深く知ることができる用語の解説も満載。さらなるジュエリーの深掘りができる、有川さんと山口さんの特別対談も見逃せません。4000円/世界文化社
山口 遼●同志社大学卒業後、ミキモト入社。営業及び商品開発専門家として勤務。在職中よりジュエリーの歴史を研究。退職後、宝飾史研究家及び宝石商として講演、執筆活動を行う。宝石業界の第一人者であり、著書も多数。
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