藤田医科大学東京 先端医療研究センタ ーに併設されている羽田クリニックは会員以外の人も利用できます。ここで行われている医療サービスは「予防医学」と「治療」に大別され、いずれも最先端の研究に裏づけされた知見や医療技術が活用されており、教授クラスの医師から直接、説明を受けられることがほかの医療機関には見られない大きな特徴です。それゆえに健康保険の対象にならない自由診療(保険外診療)による医療サービスも多く含まれます。
「当クリニックでは、これらの医療サービスを提供するにあたり、患者さんの“活動長寿”を維持していくことに重点を置いています。すなわち高齢になっても活動性を保ったうえで健康寿命を全うできるようパートナーとして支え続けたいと考えています」と榛村(しんむら)重人院長はいいます。そのための重要なアプローチとして特別に用意しているのが「精密健診・検診」です。藤田医科大学病院と連携し、エビデンスに基づいた高精度の検査を行うことで、加齢とともに増加するがんや生活習慣病を見つけ出し、その芽を摘み取ります。また、加齢によって衰えてくる身体機能や生活機能(食事・睡眠・運動など)も総合的に評価し、活動長寿の維持に役立つライフスタイルを提案します。
これらの予防医学サービスは会員制の「フジタ エグゼクティブ クラブ 羽田」で提供しています。「最上級のホスピタリティとともに最高の安心をお届けします。健康に投資を惜しまない方にぜひご利用いただきたいサービスです」と榛村院長は自信を持ってすすめます。
「藤田医科大学病院のほか慶應義塾大学など都内の大学病院での治療も可能です。また、私たちのネットワークを通して病状やニーズに合った専門医をご紹介することもあります」(榛村院長)。
診断や治療の選択肢を増やし 患者に寄り添う最善の医療を
地下1階から3階の治療エリアには領域別センターと日帰り手術に対応する治療室が配置されています。 眼疾患、運動器疾患、生殖医療、リハビリテーション、リジュビネーション(エイジングケア)、イメージング(画像診断)といった各領域のセンター長には藤田医科大学の教授または准教授クラスの医師が就任しています。
そして、愛知県・三重県 にある藤田医科大学の4つの病院が積み重ねてきたエビデンスを基盤として、再生医療、がんゲノム医療などの最先端医療のほか、海外で実績のある治療法なども積極的に取り入れ、診断法や治療法の選択肢が多いことが最大の特徴です。
「自由診療(保険外診療)を含めたオーダーメイド医療を行っており、その人に寄り添った最善の医療を提供することを目指しています」と榛村院長。この実現のために医学知識 と臨床経験が豊かな教授クラスの医師による「相談外来」を設置しているのもほかの医療機関では見られない医療サービスです。
「当クリニックが提供する診療は、最高の医療を求める方にきっと満足していただけるでしょう」(榛村院長)。
【先端リハビリテーションセンター】最先端のリハビリ機器で活動力を最大限に引き出す
トヨタ自動車と共同開発した歩行訓練ロボットをはじめ、約50社の企業と研究開発した最先端リハビリ機器を設置。神経系から運動器まで多様な疾病や障害に、大学病院レベルの外来リハビリを提供しています。
【リジュビネーションセンター】エビデンスに基づいた治療で機能再生と高い整容性を実現
形成外科と美容外科の領域を融合し、再生医療を活用した全身のエイジングケアを実施。エビデンスに基づいた治療で加齢や疾患、がんなどにより失われた外見(整容性)を取り戻します。
【アイセンター】治療法がない眼疾患には再生医療による治療を開発
通常治療に加え、海外で実績がある薬物治療や手技を取り入れ、症状に合わせて幅広い治療の選択肢を提案。治療法がない眼疾患のために、再生医療を柱に治療法を開発することにも積極的に取り組んでいます。
【リプロダクションセンター】再生医療を積極的に活用し妊娠率の向上を目指す
一般的な不妊治療から高度生殖医療まで専門医・遺伝看護専門看護師・管理胚培養士がチームで不妊原因に応じた治療を提供。難治性不妊には再生医療を応用し、卵巣予備能の改善、着床率の向上を図っています。
ゆったりとした空間でプライバシーにも配慮を
藤田医科大学東京 先端医療研究センター
東京都大田区羽田空港1-1-4 羽田イノベーションシティ ZONE A
電話 03(5708)7860
URL:https://haneda.fujita-hu.ac.jp
藤田医科大学病院
愛知県豊明市 沓掛町田楽ケ窪1-98
電話 0562(93)2111(代表)
URL:https://hospital. fujita-hu.ac.jp/
撮影/本誌・西山 航 取材・文/渡辺千鶴