2.セーターの自宅クリーニング
(1)特に汚れが気になる部分に洗剤を塗布する
ファンデーションなどの汚れがつきやすい襟など、汚れが気になる部分に、キャップに少量注いだお洒落着用洗剤(今回は「アクロン」を使用)を直接塗布します。塗布後、キャップの底でトントンと叩くようにすると洗剤がなじみます。
キャップの底でトントンとすると洗剤のなじみがよい。(2)セーターを畳む
セーターは畳んで洗います。ポイントの1つとなるのがその畳み方。
まずは、袖を合わせて縦に2つ折りにし、袖を身頃側に折ります。次に身頃の下半分を折り畳み、その上に袖口を重ねます。こうすることで、汚れが気になる襟、袖口、裾を表に出すことができます。
ビジューで装飾されたニットの場合は、裏にしてから同様に畳みます。また、カーディガンなどボタンがついている場合は、型くずれを防ぐためにボタンを全て留めます。
(3)洗濯液を作り、セーターを沈める
洗濯液は、セーター1枚を手洗いする場合、水4リットルに対してアクロンは10ml。水の温度は、ウールが縮まないように、30℃以下で洗濯を行ってください。
(4)優しく洗い、押し絞る
まずは、1つの角を10回ずつ押し洗いします。
次に、袖口などの汚れが気になる部分をグー・パーを繰り返し、掴み洗いします。
最後に中央の部分を10回ほど押し洗いします。
手前からくるくる丸めて軽く押し絞りをします。
(5)すすぎを2回繰り返し、脱水後に編み目を整える
洗濯液を加えない水で (4)の洗いの動作を2回ほど繰り返します。水を取り替える際に軽く押し絞りをしてください。2回ほどすすぎ終わったら、洗濯機で30秒ほど脱水して水気を飛ばします。
脱水後は畳んだまま軽くたたき、シワを伸ばします。
その後、セーターを広げて編み目を整えます。
(6)干す
セーターの場合、ハンガーに吊るすと肩や裾、袖が伸びで型くずれするため、平干しがおすすめです。平干しのスペースがない場合は、ポールかけてもOK。その場合は、袖が伸びないように身頃と一緒にかけることがポイントです。