3.ストールを洗う
続いてウールのストールの手洗いに挑戦。「ストールを手洗いする場合のポイントは、畳み方と干し方です。素材を問わず、手洗いが可能な麻やカシミア、シルクのストールにも応用できるため、ぜひこの機会に覚えてください」と大貫さん。
(1)汚れが気になる部分に洗剤を塗布
ファンデーションなどの汚れが気になる部分は、セーターの時と同じようにあらかじめ「アクロン」の原液を直接つけてなじませます。
洗剤のキャップの底で「トントン」と汚れた部分に洗剤液を優しくなじませるのがコツ。(2)畳んでネットに入れて手洗い
畳み方のポイントは、フリンジが絡まないように手ぐしで房を整えてから、写真の要領で内側に畳んで入れること。刺繍やビジューをあしらったストールの場合も、装飾された部分を同様に内側にします。ネットに入れたら、ニットを洗う場合と同様に、優しく手洗いとすすぎを行います。
(3)M字に干す
もう一つは、干し方のポイント。ネットから取り出したら、まずはフリンジを手ぐしで整えます。ストールをハンガーの幅に収まるように縦に2つ折りしてから、2本のハンガーを使って写真のようにM字形に干します。重なりが少ないため早く乾くので、布への負担が減りヨレや伸びの心配がありません。
大貫和泉/Izumi Ohnuki
ライオン お洗濯マイスター
今回使用した洗剤。毛玉防止、型くずれ防止や色あせ防止の成分などが配合された「アクロン フローラルブーケの香り」(500ml/オープン価格 ※参考価格331円)。手洗いや弱水流で優しく洗っても洗浄力があり、効果を発揮します。お問い合わせ/ライオンお客様センター フリーダイヤル 0120-556-973
取材・文/樺澤貴子 撮影/八田政玄 価格は税抜きです。