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カルティエと日本 今、紐解かれる美と芸術の物語。東京国立博物館 表慶館で大規模展覧会「カルティエと日本 半世紀のあゆみ『結 MUSUBI』展」開催

2024.06.11

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来場者を最初に迎えるのは、アーティスト澁谷翔さんの作品群です。本展のため澁谷さんが日本全国を旅して描いた、鮮やかな50もの「空」の情景──そこから、私たちの探求の旅も始まります。
歌川広重の『東海道五十三次之内』(1832年)にオマージュを捧げた、澁谷 翔 さんの作品群より。歌川と同様に、日本橋からスタート。全都道府県を巡り、 地方新聞の1 面に空を描いたもの。50点を制作。澁谷翔『日本五十空景』2024 年 © Sho Shibuya, Fifty Sky Views of Japan

歌川広重の『東海道五十三次之内』(1832年)にオマージュを捧げた、澁谷 翔 さんの作品群より。歌川と同様に、日本橋からスタート。全都道府県を巡り、 地方新聞の1面に空を描いたもの。50点を制作。澁谷翔『日本五十空景』2024 年 © Sho Shibuya, Fifty Sky Views of Japan

〈メゾン カルティエと日本〉では、屈指のジュエリーメゾン・カルティエが、その歴史において日本的美をどのように解釈し、制作に生かしてきたのかを解き明かします。それは、例えば菊模様の印籠が貴婦人のためのヴァニティケースへと変貌したように、19世紀終盤より日本の影響をそこかしこに受けながら、独自のモダンスタイルへと昇華していった、メゾンの創造の軌跡そのもの。

また、ここ半世紀の間に日本で開かれたカルティエの展覧会を、主要ピースで振り返るというユニークな展示も。ルイ・カルティエら創業家の蒐集品や、貴重な作品アーカイブからなる「カルティエ コレクション」を存分に堪能できます。

一方、建物左の〈カルティエ現代美術財団と日本のアーティスト〉では、誕生から今年で40年を迎える財団と交流の深い、国内外で活躍するアーティスト15人の作品と出会えます。横尾忠則さんによる参加アーティストの肖像画から、村上隆さんや北野武さんの作品まで、日本の現代アートシーンをぎゅっと濃縮したようなラインナップは必見です。



横尾忠則さんの自画像。このほか横尾さんが手がけた、三宅一生さんや杉本博司さんなどの、カ ルティエ現代美術財団と縁のある日本人アーティストらの肖像画も見ごたえ抜群。横尾忠則 横尾忠則 (アーティスト) 2015 年 Collection of the Fondation Cartier pour l'art contemporain, Paris © Tadanori Yokoo © Norihiro Ueno

横尾忠則さんの自画像。このほか横尾さんが手がけた、三宅一生さんや杉本博司さんなどの、カルティエ現代美術財団と縁のある日本人アーティストらの肖像画も見ごたえ抜群。横尾忠則 横尾忠則 (アーティスト) 2015年 Collection of the Fondation Cartier pour l'art contemporain, Paris © Tadanori Yokoo © Norihiro Ueno

村上 隆さんの自画像的アイコンで、代表的なキャラクターの一つDOB君も登場。村上隆 DOB( red) 2019-2022年 ©2019-2022 Takashi Murakami/Kaikai Kiki Co., Ltd. All Rights Reserved. Courtesy Perrotin

村上隆さんの自画像的アイコンで、代表的なキャラクターの一つDOB君も登場。村上隆 DOB( red) 2019-2022年 ©2019-2022 Takashi Murakami/Kaikai Kiki Co., Ltd. All Rights Reserved. Courtesy Perrotin

日本を代表する写真家・荒木経惟さんの作品。複数の写真家が参加する本展では、世界的に高い 評価を受ける森山大道さんや川内倫子さんの作品なども展示されます。荒木経惟 Hi-Nikki( Non-Diary Diary) 2016 年 Fondation Cartier Collections © Nobuyoshi Araki / Taka Ishii Gyarari Gallery

日本を代表する写真家・荒木経惟さんの作品。複数の写真家が参加する本展では、世界的に高い評価を受ける森山大道さんや川内倫子さんの作品なども展示されます。荒木経惟 Hi-Nikki(Non-Diary Diary)2016年 Fondation Cartier Collections © Nobuyoshi Araki / Taka Ishii Gyarari Gallery

気鋭の現代美術家、松井えり菜さんの自画像作品。松井さんは以前、財団が20代の若手作家を 紹介した『Jʼen rêve(夢見る)』展に参加しています。松井えり菜 宇宙☆ユニヴァース 2004 年 Fondation Cartier Collections © Erina Matsui © Katsuhiko Sakaï 

気鋭の現代美術家、松井えり菜さんの自画像作品。松井さんは以前、財団が20代の若手作家を紹介した『Jʼen rêve(夢見る)』展に参加しています。松井えり菜 宇宙☆ユニヴァース 2004年 Fondation Cartier Collections © Erina Matsui © Katsuhiko Sakaï 

絵画、映像、写真、造形、インスタレーションなど、多彩な分野の表現に触れることができるのも、財団だからこそ実現できた本展の楽しみといえるでしょう。カルティエと日本 半世紀のあゆみ『結 MUSUBI』展― 美と芸術をめぐる対話

東京国立博物館 表慶館

カルティエと日本 半世紀のあゆみ『結 MUSUBI』展― 美と芸術をめぐる対話

期間:2024年6月12日(水)~7月28日(日)

会場:東京国立博物館 表慶館(東京都台東区上野公園13-9)

休館日:月曜、7月16日(火)※7月15日(月・祝)は開館

開館時間:9時30分~17時、金曜・土曜は~19時(入館は閉館の30分前まで)

料金:一般1500円、大学生1200円、高校生以下無料

主催:東京国立博物館、カルティエ

この記事の掲載号
『KATEIGAHO JOURNAL(家庭画報 ジャーナル)』
2024年6月8日発行号(非売品/Free)

『家庭画報ジャーナル』2024年6月8日発行号


『KATEIGAHO JOURNAL(家庭画報 ジャーナル)』は、雑誌『家庭画報』より発行する定期タブロイドメディアです。ワンテーマに特化した内容で、皆さまをラグジュアリーな世界へご案内します。

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