山口知宏の社会運勢学 2024年の“天の気”は「甲（きのえ）」で殻を破り芽吹き、“地の気”は「辰（たつ）」で崖を乗り越え新天地へ向かい、“人の気”は「三碧木星（さんぺきもくせい）」で陽が昇り始め光が当たりだす一年になります。「天地人の気」に乗って開運力を高めましょう。
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2024年下半期の開運のキーワードは「内向きから外向きへ」
殻を脱いで新しい世界へ。壁があっても進む時です「天地人の気」が充満してきた下半期のキーワードは「内向きから外向きへ」転じることです。内向きとは“自分、デフレ経済、停滞、忍耐”などを指し、外向きとは“世界、インフレ経済、発展、改革”に当たり、個人では自分の殻から脱皮して新しい世界へ向かうことであり、世の中ではデフレ経済からインフレ経済に脱却して、革新と発展を目指していくことです。
「天地人」の流れどおり、世の中は少しずつ光に向かって進んでいます。感染症の収束により外へ羽を広げだした今、円安も手伝い、インバウンドが加速して、海外からの日本への来訪者は過去最多を更新しました。その経済効果は過去最高の伸び率となり、旅行観光業を中心に活気を取り戻しています。それどころか、旅の質が向上し、欧米からの観光客の増大やSNS効果で、日本の新しい魅力がフォーカスされ、その経済効果は都市だけでなく地方各地に波及しています。
「三碧木星」は本物、未成熟、偽物を見極めの年中国では、推し進めていたEV（電気自動車）産業がインフラと補助金問題に直面し、バブルが崩壊しました。世界的にもEVへの推進が失速し、再びハイブリッド車への注目が集まりだしました。技術力にかけて世界を牽引するTOYOTAは過去最高の売り上げを叩き出しているように、日本が誇る技術力や生産性は、再び、世界中から脚光を浴びるようになります。日本が育んできた本物に対して、世界からの需要が高まっていくのです。
円安も伴い生産工場の日本への回帰が始まると、地方での雇用が高まり、住居や車の需要が拡大し、飲食店やスーパーマーケットにまで潤いの循環が始まります。
まさに「天地人の気」が示すごとく、殻を破り新天地に光が射し始め、次第に足もとまで光で満ちることを意味するのです。
景気回復は光を求めて、そそり立つ崖を越える覚悟を日本政府はインフレ経済へ舵きりをし、デフレ脱去の推進をしています。光はまさに照り始めていますが、「天の気」の“甲”は“なれあい”を意味し、旧勢力が変化や革新へ移行することに抵抗をします。自民党の派閥問題が表すように、新旧交代や新陳代謝には時間がかかるでしょう。30年間混迷をきたしたデフレ経済からの脱却も、登るべき崖がいくつもそびえ立っています。民心も、本当に回復するのだろうかと疑心暗鬼でしょう。
しかし、思い出してください。シニア世代は、戦後の混乱期から立ち上がり、金利７パーセントの高度成長期に車を買い、家を建て、子どもを育てた経験があります。バブル崩壊後の低迷期も乗り越えてきました。多様な経験や教訓を得て、知恵となっています。それを今に生かすのです。
景気とは気の流れです。今はまだ耐える時でも、光と希望が見えています。それを信じて進むことで、誰の頭上にもチャンスが到来するのです。
新旧のいいものが融合して、新しい時代をつくる「人の気」の“三碧木星”は、新しいものや若さの台頭を意味します。ただし、流行り廃りのあるものではなく、世の中が求める革新的な技術、商品、サービス、システムであり、旧来型が優れていれば、それと融合して新しい形態になっていきます。
さらには、若い人の発想力や感性、考え方が世の中を変えていきます。チャットGPTや人工知能などの最先端からアニメまで、新たな文化を築いていきます。
シニア層は頑なさを捨て、わからないことや新しいことは教えてもらい、逆に経験と知恵、日本人の精神を伝えることが役割となります。日本は新しい時代が開こうとしている時です。この先、開運を呼び込むのは前向きな期待と行動力なのです。
天候不順による災害には気をつけよう地球温暖化による海水温の上昇に伴い、大型台風、局地的な豪雨、線状降水帯などの心配があります。さらに豪雨により土砂崩れや河川の氾濫、冠水した道路での車の水没など二次的被害も予想されます。ゴルフやアウトドアでの活動にはスマホの雨雲レーダーで確認を怠らないようにしましょう。
世界的に火山活動が活発化する恐れがあります。よって地震はいつ起きても慌てないように万全に対策しておきましょう。
2025年に向けて教養を深め、新しい挑戦をすることで開運力を強化
2025年は、“基礎力”が問われます。たゆまぬ努力で、2024年から始まった新しい事象を定着化させていく時代へと入ります。そして、キーワードは「日本・日本文化」です。
“学びと教養を深める”ことが開運チャンスに繫がります。茶道や花道、きものなどの伝統文化から新しい日本文化まで興味を持って学び、習い始めるのは運を高める行動です。
また、開運力とは時代の流れに乗りながら、自ら開いていくものです。その行動の一つに恵方参りがあります。ご自宅から東の方向に直線で750メートル以上先の神社仏閣で宇宙のエネルギーをいただく、何百年も続く開運術です。
立春、春分に参った人は、夏至、秋分、冬至も続けてください。これからの人は神社仏閣でパワーチャージをして、新しいチャレンジを試み開運させていきましょう。
山口知宏（やまぐち・ともひろ）
一般社団法人社会運勢学会理事。ネクストフロネシスブレイン代表取締役。経営コンサルタント。気学や易、社会情勢を取り入れた独自の視点による読み解き、講義で人気を集める。注目のシンクタンク、マインドズームでのセミナーもキャンセル待ちが続出するほど。近著に『7日間で劇的に変わる 経営運勢学（ビズトロジー）』（合同出版）。
九星気学で自分の本命星を見つける
（1）西暦の生まれ年の各数字を、1～10のいずれかになるまで足してください。
（2）11からその数字を引いた数の星があなたの本命星です。ただし、1月1日～2月3日に生まれたかたは前の年の本命星になります。例えば1973年1月30日生まれのかたは、1972年生まれとして計算してください。
九星ごとに読み解く 2024年下半期の運勢
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