今こそ、赤リップの時代 第6回 口紅は時代の気分や社会の空気感を映し出す鏡のようなもの。今シーズンの一大潮流はメイクの主役になる赤リップです。センスが光る色選びとつけこなしのコツをご紹介します。
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[ベースメイク]唇が主役の肌はこうつくる。ピンク下地を使ってフレッシュな艶肌に
ファンデーションの厚塗り感が老けて見える原因になるのはご存じのとおりですが、赤リップと合わせる場合は特にそれが助長されます。目指すべきは軽やかでフレッシュな仕上がり。くすみを飛ばすピンク系の下地を使い、赤リップが映える澄んだ印象の肌をつくります。下地の段階で肌悩みを払拭し、ファンデーションは使用量を抑え、シミやくまはコンシーラーでカバーしましょう。
メイク下地
ピンク系の下地でベースメイクの底上げをピンクカラーで肌の明度を底上げし、艶めきで透明感をさらに高めてくれる下地がベストです。Tゾーンと頰の高い部分にのせてから塗り広げることで、自然な立体感も演出できます。
毛穴を補整し、繊細なローズ色とパールの薄いヴェールで明るく輝く肌に。ル ブラン ラ バーズ レジェール ロゼSPF40・PA+++ 30ml 7480円/シャネル
ファンデーション
素肌感と適度なカバー力を両立したアイテムを選ぶ軽やかさが必須ではあるものの、素肌感が高すぎる肌はかえって赤リップが浮いて見えるので、適度なカバー力も必要です。難しいバランスをクリアしたファンデーションを味方につけて。
薄膜で密着し、毛穴をぼかして色むらもカバー。タンイドルウルトラ ウェア リキッド N SPF48・PA++ 30ml 全14色7590円/ランコム
コンシーラー
目の下の影、くまは丁寧にカバーする皮膚が薄い目の下のくすみにはリキッドタイプのコンシーラーを。色はファンデーションよりワントーン明るいものを選び、涙袋の下の影の部分に3点置き、叩いてなじませます。
肌に一体化する仕上がりでカバー効果が持続。オレンジ系の色味はくまに最適。オールアワーズ コンシーラー LC5 15ml 5940円/イヴ・サンローラン・ボーテ
ルースパウダー
光を纏うような透明感と輝き。極上のシルクタッチで溶け込みます。ルース パウダー 03 6050円/コスメデコルテ
上品な光のパウダーでほんのり艶肌仕上げに。目まわりは丁寧に粉感のない微細粒子で、トーンアップ効果のあるピンク系を選びます。ブラシにとって極少量をふんわりと。目の下や小鼻まわりなどのメイクがくずれやすいパーツは丁寧にのせましょう。
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