裏庭の竹を利用して流しそうめんを楽しむ
タサン家のお子さんたちはそうめんが大好き。夏は冷たく冬は温かくして年中食べるので、飽きないように具材や薬味はいろいろ用意するそうです。特に薬味は和と洋それぞれミックスするのが志麻さん流。
「ミックスすると強い香りやクセが和らいで、柔らかで奥深い風味が口のなかに広がります」と志麻さん。
流しそうめんは大人も子どもも心躍るイベント。つけつゆも5種類準備し、和洋のミックスハーブとの組み合わせを楽しみます。
上から子どもたちが喜ぶ五色そうめん、具材は卵焼きやハム、ツナマヨ、氷を敷いてのせた刺し身の盛り合わせ、薬味は和と洋のミックスハーブ、つゆは和風、タイ風、イタリア風など5種。
具材
家族の好きなものを準備します。あまり手をかけないことがポイント。
・刺し身盛り合わせ(器に氷を並べて大葉を敷き、刺し身を並べる)
・ハム(食べやすく刻む)
・卵焼き(塩・こしょうで薄く味つけし、一口大に切る)
・ツナマヨ(玉ねぎのみじん切りとツナをマヨネーズであえる)
薬味
何種類ものハーブを混ぜると新しい香りが生まれ、不思議とどのつゆにも合います。
●和のミックスハーブ・みょうが(縦半分に切って薄切り) 3個分
・しょうが(せん切り) 1かけ分
・大葉(8ミリ幅に切る) 10~15枚分
・小ねぎ(3~4センチ長さに切る) 1束(約10本)分
・長ねぎ(斜め薄切り) 2本分
●洋のミックスハーブ・パクチー(ざく切り) 6株分
・ディル(葉のみ摘む) 6~8枝分
・チャービル(多めでもいい。葉を摘んでざく切り) 10~15枝分
・イタリアンパセリ(ざく切り) 1パック分
・スペアミント(葉を摘んでざく切り) 2~3枝分
・タイム(強いので少し。葉を摘む) 1~2枝分
・バジル(ざく切り) 10枚分
・フェンネル(葉を摘む) 少量
きれいにミックスするコツは、大きなボウルに水をはって、薬味を切りながら入れ、手で下からもち上げるように混ぜること。
つけつゆ5種
さっぱり、まろやか、スパイシーなどさまざまなタイプのつけつゆをご紹介します。
●ひき肉カレー材料(作りやすい量)・豚ひき肉(鶏肉でも可) 300グラム
・水 600ml
・めんつゆ(3倍濃縮) 大さじ4
・カレールー 約75グラム
・オリーブ油 大さじ1
作り方(1)フライパンにオリーブ油を熱し、豚ひき肉を炒める。色が変わったら水を加えて沸かし、あくをすくう。
(2)めんつゆ、カレールーを加えてよく混ぜ、冷やす。
●トマト&オリーブ油材料(作りやすい量)・プチトマト 1パック
・きゅうり 1本
・ピーマン 2個
・トマトジュース 600ml
・塩 大さじ1
・こしょう 適量
・オリーブ油 大さじ4
作り方(1)プチトマト、きゅうり、ピーマンはさいの目に切ってボウルに入れる。
(2)残りの材料を加えてよく混ぜ、冷やす。
●ナンプラー&ライム材料(作りやすい量)・ナンプラー 大さじ4
・ライム(輪切り) 1/2~1個分(レモンでも可。)
・A【鶏ガラスープの素(顆粒)大さじ2、香味野菜(あれば)長ねぎ(青い部分)1本分、しょうが(薄切り)2~3枚、にんにく(つぶす)1かけ、水 600ml】
作り方(1)鍋にAを入れてひと煮立ちさせて冷まし、香味野菜を取り出す。
(2)残りの材料を加えて混ぜ、冷やす。
●豆乳めんつゆ材料(作りやすい量)・豆乳 500ml
・めんつゆ(3倍濃縮) 60〜80ml
作り方ボウルにすべての材料を入れ、よく混ぜて冷やす。
●ごま味噌だれ材料(作りやすい量)・すりごま 大さじ8
・味噌 大さじ4~5(味噌の塩分によって分量を調整する。)
・めんつゆ(3倍濃縮) 90ml
・水 500ml
・ラー油 適量
作り方ボウルに味噌を入れてめんつゆで溶き、残りの材料を加えてよく混ぜ、冷やす。
タサン志麻(タサン・しま)料理人と家政婦の経験で培った、技やセンスが光るレシピが大好評。2023年、古民家を購入して、夫のロマンさんとリノベーションに奮闘中。3人の子どもの母。
(次回に続く。
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