〔特集〕グランシェフのご馳走カレー 暑い夏のご馳走といえば「カレー」ですが、そのスタイルは作り手によって十人十色。今回は日本を代表する3名(三國清三シェフ・脇屋友詞シェフ・日髙良実シェフ)のグランシェフに秘伝の技と隠し味をピリッときかせた、オリジナルのカレーレシピを教えていただきました。「2人には負けられないぞ!」とそれぞれのシェフが心を込めて生み出したバラエティ豊かなレシピは永久保存版。
前回の記事はこちら>>・
「日髙良美シェフのカレーレシピ」の記事一覧はこちら>>・
「ご馳走カレー」の記事一覧はこちら>>
レストランのまかないカレーを特別公開
【カレー曜日/日曜日】
牛すじ肉じゃがカレー日髙流
「牛すじや魚のあらなど捨てることなくまかないカレーに。実はこれが一番おいしいですよね」(日髙シェフ)。
舞台裏でしか食べられないカレーを特別に教えていただきました。
ちょっと上等なビーフのすじ肉を使うと至福のひと皿に
〈材料・4人分〉牛すじ肉(切り落とし) 800グラム
香味野菜(長ねぎ、しょうがなど) 適量
【A】玉ねぎ 1個、にんじん・セロリ 各1/2本。すべてみじん切り
玉ねぎ 2個
にんじん 1本
セロリ 1本
じゃがいも 1個
サラダ油 適量
市販のカレールー 100グラム
バターライスご飯 300グラム
バター30グラム
〈作り方〉(1)鍋に牛すじ肉、たっぷりの水(材料外)、香味野菜を入れて強火にかけ、沸騰したら水を捨てて、ゆでこぼす。再度、肉がかぶる程度の水を加えて肉が柔らかくなるまで煮て、香味野菜を取り出す。
(2)フライパンに油を熱して【A】をゆっくり甘くなるまで炒める。
(3)(1)の鍋に(2)と一口大に切った玉ねぎ、にんじん、セロリ、じゃがいもを加えて中火にかけ、じゃがいもが柔らかくなったらカレールー(量は濃度で加減)を加え、さっと煮る。
(4)器にご飯とバターを合わせたバターライス、(3)を盛り、刻んだイタリアンパセリ(材料外)を適量ふる。
日髙良実(ひだか・よしみ)1957年神戸市出身。東京・南青山「リストランテアクアパッツァ」オーナーシェフ。イタリアでの修業時に一番感動したカンパーニャ州の郷土料理・アクアパッツァを日本に広めた第一人者。YouTube公式レシピブック
『教えて日高シェフ!最強イタリアンの教科書』(世界文化社刊)も大好評。
YouTube「日高良実のACQUAPAZZAチャンネル」
・「日髙良実シェフのカレーレシピ」の記事一覧はこちら>>・「ご馳走カレー」の記事一覧はこちら>>本特集で紹介した一部レシピのポイントは、家庭画報・料理班インスタグラム「美味しい!家庭画報」(
@bimi_kateigaho)でも発信中!
(次回へ続く。)