〔特集〕グランシェフのご馳走カレー 暑い夏のご馳走といえば「カレー」ですが、そのスタイルは作り手によって十人十色。今回は日本を代表する3名(三國清三シェフ・脇屋友詞シェフ・日髙良実シェフ)のグランシェフに秘伝の技と隠し味をピリッときかせた、オリジナルのカレーレシピを教えていただきました。「2人には負けられないぞ!」とそれぞれのシェフが心を込めて生み出したバラエティ豊かなレシピは永久保存版。
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スパイシーなサイドディッシュ、
カレーの日の陽気なおつまみ【脇屋シェフ】
休日にお気に入りのお酒やドリンクと、リラックスしながらいただくカレーも最高ですね。気の利いたおつまみがあればさらにご機嫌!夏にぴったりの小さな逸品レシピをご紹介します。
きゅうりの醬油漬け
〈材料(3、4人分)と作り方〉(1)きゅうり2本は縦4等分に切り、種を除く。へたを切り、包丁で軽くひびを入れて横3等分に切る。
(2)ボウルに醬油50ml、砂糖50グラムを入れてよく混ぜ、ジッパー付きのポリ袋に入れる。みかんの皮少々と八角2個、鷹の爪2本、(1)を加え、空気を抜いた状態で密封し、途中揉みながら30分漬ける。
(3)袋から取り出し、盛りつける。
貝柱と卵の豆腐あえ トースト添え
〈材料(3、4人分)と作り方〉(1)豆腐100グラムをキッチンペーパーで包み、軽く重石をして水分を抜き、軽くほぐしておく。
(2)長ねぎ・しょうがのみじん切り各小さじ2と塩少々をボウルに入れる。太白ごま油大さじ2を小鍋に入れて火にかけ、少し煙が出てきたらボウルの薬味にあつあつをまぶす。
(3)(2)に帆立水煮缶1個分、醬油・ラー油各小さじ1、一味唐辛子・粉山椒・マスタード1/2、こしょう少々を入れて混ぜ合わせ、粗みじん切りにしたゆで卵を加え混ぜる。最後に(1)とごま油大さじ1を入れて軽く合わせる。
(4)食べやすい大きさにカットしたトーストにのせていただく。
なすのいり焼き 特製カレー醬
〈材料(3、4人分)と作り方〉(1)フライパンにサラダ油適量を入れ、豚ひき肉・玉ねぎのみじん切り各50グラムを入れて炒め、火が通ったら取り出す。
(2)(1)のフライパンに太白ごま油大さじ1、長ねぎ・しょうが・にんにくのみじん切り各小さじ1/2を入れて炒め、香りが出たら鷹の爪1本、カレー粉・豆板醬各小さじ1/2を加え、さらに炒めて香りを立たせる。(1)を戻し入れ、水100mlを加えて2〜3分ほど煮込み、砂糖・塩各少々、ごま油大さじ1/2を入れて味をととのえる。
(3)なす2本は皮をむいて棒状に切り、溶き卵1/2個分をからめて小麦粉適量をまぶす。サラダ油適量を入れたフライパンに並べて火にかけ、表面がこんがりしたら蓋をして両面を蒸し焼きにする。
(4)なすを器に盛りつけて大葉の細切り適量を添え、(2)をかけていただく。
脇屋友詞(わきや・ゆうじ)1958年札幌市出身。東京・赤坂「Wakiya一笑美茶樓」、「トゥーランドット臥龍居」のオーナーシェフ。公益社団法人日本中国料理協会会長。料理人人生50年を迎えた2023年12月、「Ginza 脇屋」をオープン。脇屋シェフ自らが客の目の前でライブ感たっぷりに料理するスタイルに、連日大盛況。
YouTube「Wakiya YujiのYUJI CHANNEL」
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