連載「My Delicious 喜ばれる手土産」 贈り物上手のみなさんから、誰からも喜ばれるおいしい逸品を教えていただきます。今回は、川尾朋子さん(書家)におすすめを伺います。
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5種のフレーバー宇治茶でティータイム
日本と台湾の2拠点で活動する書家の川尾朋子さん。お茶は作品制作の最中、一息つくために欠かせない存在であり、長年お住まいの京都の宇治茶を台湾へ持っていくこともあるといいます。
左上から時計回りに、「りんごのほうじ茶」「バニラほうじ茶」「白桃煎茶」「ミント煎茶」「白ぶどう煎茶」。白桃煎茶は長野県産の白桃にローズバッツ(薔薇のつぼみのハーブ)をブレンド、バニラほうじ茶には隠し味として広島県産レモンピールを合わせるなど、複雑で奥行きのある香りが楽しめる。G7広島サミットでも供された。
フルーツやミントが瑞々しく香る
そんな川尾さんも「紅茶や中国茶ベースのフレーバーティーはいただいたことがありますが、宇治茶は初めて」と話すのが、この「無碍香茶(むげこうちゃ)」。
減少する宇治の茶畑を守り、日本はもちろん海外の方も宇治茶を知るきっかけになればと、京都「菊乃井」の村田吉弘氏が監修した“フレーバー宇治茶”です。
ティーバッグは個包装になっている。「無碍香茶詰合せ」5種類各3つ入り4320円
煎茶ベースは白桃、白ぶどう、ミントの3種。ほうじ茶ベースは、りんご、バニラの2種。
「どれも香り高くてフレッシュ。フルーツを使ったものは甘やかで、スイーツ代わりにもよさそうです。ほうじ茶ベースは夕食後のリラックスタイムに」。 川尾さんのお気に入りはミント煎茶。「この時季は水出しもいいですね。台湾の夏も暑いので、爽やかなお茶を手土産にお持ちしたいです」。
川尾朋子(かわお・ともこ)さん
6歳より書を学び、2004年より祥洲氏に師事。空中での筆の軌跡に着目した呼応シリーズ、自身が文字の一部となるHITOMOJIシリーズなどを発表し、書の可能性を追求している。
お問い合わせ/京都茶乃蔵
TEL:0120-00-1690