連載「文字に心を宿して」8月 救
書・文=中山秀征(タレント)盂蘭盆の由来には、御釈迦様の弟子である目連尊者の話があります。
目連尊者が神通力で亡き母に会いに行ったところ、餓鬼道におちて苦しんでいました。御釈迦様に救いを求めると、母ができなかった分まで、人々に救いの手を差し伸べるようにと教えをいただきました。目連尊者は教えを実践し、彼の母は救われ、天国に行くことができたといいます。
亡き両親がもしあの世で苦しんでいたら、世のため、人のために尽くせば救うことができるわけです。
愛する人を救うにはこの世での生き方が大切ですね。
・この連載の記事一覧へ>>