連載「季節のクリッピング」8月 立秋(りっしゅう)・次候(じこう)
寒蟬鳴(かんせんなく)
選・文=平井正則(日本暦学会会長) 今年の立秋は、8月7日9時9分。だんだんと日が短くなり、遠くから聞こえる哀愁を含んだひぐらしの鳴き声は秋の気配を誘います。
「寒蟬鳴(かんせんなく)」七十二候立秋・次候(8月13日から17日)。
地球温暖化や異常気象と騒がしい世間でも、生きものは大気の匂いに従い、いち早く秋の訪れを伝えるのです。
制作・撮影=岡本なう(洗濯バサミフォトグラファー)緑色の洗濯バサミ30個でひぐらしを制作。脚はアルミワイヤー、羽はアルミワイヤーとレジンを使った。庭の木は洗濯バサミが滑りやすく、困難だった。
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