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歯科健診やクリーニングなど。最新テクノロジーで「口腔内をメンテナンス」

2024.08.08

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「口腔ケア」で病気知らずの体へ 第2回 歯周病の、全身への影響が注目されています。口腔ケアの意識が高く、健康的な歯が魅力の相田翔子さんが「最新知識を身につけ、健康寿命を延ばしたい」と麻布台西堀歯科を訪問。前回の記事はこちら>>

口腔内の細菌や唾液をチェック

歯や歯周組織の状態を多面的に検査する歯科健診

かかりつけの歯科で数か月に一度、虫歯や歯周病のチェックを受けている人は多いでしょう。ただし、保険診療での健診項目は限られています。麻布台西堀歯科では、自費の歯科健診として、唾液検査や口腔内細菌の検査、歯周組織の慢性炎症の程度などを調べることができます。

歯科衛生士の山口 凜さんに歯の構造やそれを守る最新の歯科健診の説明を受け、興味津々の相田さん。

歯科衛生士の山口 凜さんに歯の構造やそれを守る最新の歯科健診の説明を受け、興味津々の相田さん。

歯周病の慢性炎症は、全身の健康と関連しています。そこで歯周ポケットの深さを調べ、歯周の慢性炎症の程度を算出します(PISA)。「歯肉の退縮量や歯周の出血の有無などから歯周ポケットの炎症面積を自動計算します。PISAの記録は日本歯周病学会が推奨しており、これから普及していくと思います」と菅野先生。結果は数字のほか、比較しやすいように円の面積の大小で示されます。

唾液は口の中の乾燥を防ぎ、消化を助けるだけでなく、口腔内の汚れを洗い流します。「食後は食物を口腔内細菌が分解し、口の中が酸性に傾きます。唾液はその酸を中和する働きがあります。唾液の量や中和能を調べる検査の結果に応じて、食事の内容や食べ方などを改善すると口腔内の健康度もアップします」。


口腔内細菌の検査では、唾液中の歯周病を悪化させる細菌の有無を院内に設置した細菌の遺伝子を調べる装置(PCR検査装置)により数分で調べられます。「歯周病は歯槽骨や顎の骨の病気であるため、X線検査によって状態を確認することが欠かせません。2年に一度くらいの頻度で受けるとよいでしょう。加齢やストレスによって口腔内の状態は変化するため、健診の頻度も相談してください」

麻布台西堀歯科の歯科健診メニュー

(1)視診による虫歯や歯肉炎の診査
視診を行って歯や歯肉の状態を評価する。

(2)パノラマX線検査
歯、歯槽骨、顎の骨のX線検査によって、虫歯や歯周病などを評価する。

(3)歯周組織検査(プロービング)
歯周プローブという器具を使い、歯周ポケットの深さを調べる。結果から慢性炎症の程度を算出して(PISA)図示する。

(4)唾液検査
虫歯菌、口の中の酸性度、口の中が酸性になったときに中性に戻す働き、アンモニアの量、たんぱく質の量などを調べる。

(5)細菌検査
全身疾患と関係のある細菌類、歯周病のリスクを高める細菌類の有無を調べる。 上記の歯科健診は1万8000円。検査結果を受け、どのような口腔ケアをすればよいかをアドバイスしてもらえる。

上記の歯科健診は1万8000円。検査結果を受け、どのような口腔ケアをすればよいかをアドバイスしてもらえる。

撮影/鍋島徳恭 スタイリング/金子美恵子(相田翔子さん) 取材・文/浅原須美

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