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「正しい歯磨き」基礎をおさらい。大切なのは、ブラシの“持ち方”と“当て方”

2024.08.09

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「口腔ケア」で病気知らずの体へ 第3回 歯周病の、全身への影響が注目されています。病気知らずの若々しさは口の中の健康から──。お悩み別の磨き方と歯ブラシ選びも、今日からさっそくお役立てください。前回の記事はこちら>>

【歯科衛生士さんに習う】歯磨きの基礎のおさらい

力を入れすぎず、小刻みに歯ブラシを動かす

歯の磨き方は、昔習ったけれど、いつの間にか自己流のケアになっている人が多いかもしれません。麻布台西堀歯科の歯科衛生士、山口 凜さんに基本を教えていただきました。

「一番磨いていただきたいのは歯と歯肉の間です」と山口さん。そのために、歯ブラシはペングリップで持ち、歯と歯肉の表面に軽く当てて小刻みに動かします。「歯ブラシを握ると腕全体の力が入るために動きが大きくなり、歯肉への圧力も強くなってしまいます」。

犬歯、奥歯、前歯の裏は要チェックポイント。「犬歯まわりは意外と磨き残ししやすいので、意識してみてください」。歯科健診に普段使っている歯ブラシを持参するのもおすすめ。「歯ブラシの当て方や選び方などさまざまなアドバイスができます」。


歯科衛生士 山口 凜さん 歯科衛生士 山口 凜さん
2020年、新東京歯科衛生士学校卒業。同年六本木ヒルズ西堀歯科勤務。23年、麻布台西堀歯科の主任衛生士に就任。

歯ブラシの持ち方と当て方を意識して歯磨きの効果を上げる

バイオフィルムができないようにするための日々のケアは、歯ブラシを軽く当てて小刻みに動かすだけで十分。一日に1回、夜に丁寧に磨きましょう。手鏡やデンタルミラー、染め出しなどを使って、歯や歯肉の様子、磨き方のチェックを。

ペングリップで持つ
歯ブラシは、ぐっと握るのではなく、ペングリップで。歯や歯肉に歯ブラシを軽く当てることができ、動きを調節しやすい。

ペングリップで持つ 歯ブラシの毛が曲がったら強く当てすぎ歯ブラシの毛が曲がったら強く当てすぎ
歯ブラシは軽く当てて小刻みに動かすのが基本。歯に当てたときに歯ブラシの毛が開いて曲がっていたら、当てる力が強すぎる証拠。

バス法(45度の角度で当てて、歯1、2本分を小刻みに) バス法(45度の角度で当てて、歯1、2本分を小刻みに)
歯ブラシは45度の角度で歯と歯肉の間に当てる。歯と歯肉の間はバイオフィルムがたまりやすいため、この角度を守って普段からきちんと磨いておきたい。歯ブラシを動かす幅は歯1本分から2本分までを目安に小刻みに動かす。 磨き残ししやすいところ、歯石がつきやすいところ 磨き残ししやすいところ、歯石がつきやすいところ
特に利き手側の犬歯は歯ブラシの方向転換をする際に磨き残ししやすい。歯を磨く順番を決めて守るとそれを防げる。奥歯の奥は小型で先が細いタフトブラシを使用して丁寧に。歯石がつきやすい下の前歯の裏側は歯ブラシを立てるようにして磨くとよい。

(次回へ続く)

・特集「口腔ケア」の記事一覧はこちら>>>

この記事の掲載号

『家庭画報』2024年08月号

家庭画報 2024年08月号

イラスト/関 祐子 取材・文/小島あゆみ

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