エルメス初の日本人パートナーライダー カレン・ポーリー選手に特別インタビュー
記念撮影ブースでの二人。スポーツを通じて人としての研鑽を重ねているポーリーさんを見つめる松岡さんの眼差しが温かい。
「馬と私は鞍を通して繫がっています。エルメスの鞍はその親密なコミュニケーションを可能にしてくれます。人馬が一体になっていると感じるのは最高の瞬間です」
ポーリーさんのその言葉を聞いて、松岡さんは深く頷きながら笑みを見せました。
そしてエルメスが具体的にどのような形で彼女をサポートしているのか問いかけると、
「私はまずこのパートナーシップをとても大きな名誉だと思っています。すべての馬具、そして私のヘルメットやウェアもすべて『エルメス』で、身につけると機能性、耐久性も含め品質の素晴らしさを実感します。馬も同じです。馬は非常に敏感な動物ですから、自分が最高品質のものを身につけていることを理解しますし、それが自信になり、よりよいパフォーマンスを発揮することに繫がります」と、熱く語ってくれました。
さらに「馬から学んだ最も大切なことは?」という松岡さんの問いへの答えは「諦めないこと」。
「時には本当に難しいこともありますが、私が馬を助けることもあれば、馬に助けられることもあります。馬と私はチーム。お互いの弱点を補って互いのベストを引き出す。それがうまくいって、私たちが一体になったとき、一人の時よりも強くなれるのです」。
Karen Polle(カレン・ポーリー)
障害馬術選手。1992年東京生まれ、ニューヨーク育ち。2010年、全米ジュニア障害馬術でチャンピオンとなり、以後数々のグランプリで入賞を果たし世界中の大会で活躍。2017年、イェール大学経済学部を卒業。2023年、スタンフォードビジネススクールにてMaster of Business Administrationを修了。日本馬術連盟ナショナルチームの一員。2017年にアジア圏初となるエルメスのパートナーライダーに抜擢された。©JessicaRodrigues
※1ユーロ=約169.92円(2024年6月6日現在)
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