日本の聖地を訪ねて 神聖なる力や自然の美しさを感じられる聖地を数秘研究家のともこさんが訪ねます。新時代の開運の縁となりますように。
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ともこ(磨雲木)
数秘研究家・コラムニスト。数秘の智慧を生活に生かし、しなやかで心地よい暮らしを送るヒントを伝えている。前作の続編『もっと!誕生日が教えてくれる本当のあなた』(世界文化社)が好評発売中。
黒潮洗う大地の聖地・四国最南端
四国最南端に位置し、足摺宇和(あしずりうわ)海国立公園に指定されている足摺岬。この黒潮の本流が直接当たる全国で唯一の場所を目指して、今回の旅は始まりました。
高さ16メートル、幅17メートルの白山洞門。花崗岩洞門では日本一の大きさ。
まず向かったのは、広大な太平洋に突き出た足摺岬展望台。目の前に270度の大パノラマが広がります。
アーチ状の水平線に、地球そのものを感じる絶景スポットです。遊歩道を進むと、国内最大級の花崗岩海食洞(かこうがんかいしょくどう)・白山洞門(はくさんどうもん)や“足摺七不思議”を見て回ることができ、国立公園ならではの自然散策が楽しめます。
金剛福寺にある「大師亀」と名づけられた大きな亀の石像。頭をなでると御利益があるといわれている。
四国といえば「八十八ヶ所霊場巡礼」が有名ですが、最南端にあるのが第38番札所・金剛福寺(こんごうふくじ)です。
亜熱帯植物に囲まれた12万平方メートルの境内には極楽浄土を再現した庭園があり、弘法大師も修行したといわれるこの大寺院は、金運・身体健康(足腰)の御利益があるとされています。
荒波に削られてできた断崖の上に建つ竜宮神社。
日本初の国際人といわれたジョン万次郎が生まれた四国最南端の地、現在の土佐清水市は全域と周辺の海が土佐清水ジオパークに認定されています。
黒潮がもたらす自然環境は、豊かな大地と多様な食文化を育んできたのです。そして黒潮が洗う岩場に建つ竜宮神社は、豊玉姫命を祀る、秘境のパワースポットでした。
月山(つきやま)神社。月山の名は、ご神体が三日月形の石であり、また月弓(つくよみ)大神を祭祀したことに由来。
深い森と巨石が織り成す力強く神秘的な眺めの唐人駄場遺跡。巨石が並ぶ中を散策できる。
最後は古代のロマンが息づく唐人駄場遺跡(とうじんだばいせき)へ。縄文時代早期から弥生時代の石器や土器片が数多く出土し、高さ6~7メートルもある巨石群から、天と地がつながるエネルギーを感じることができました。
黒潮が生み出す自然に寄り添った暮らしが残る、美しき聖地がありました。
連載題字&龍翔鳳舞/宮崎県日向市・大御神社 禰宜 新名昭彦
龍のように力強く飛翔し、鳳凰のように華麗に舞うという発展を祈る意味。家内安全、無病息災、社運隆盛など、皆様の運気が上がり、健康でありますようにとの願いを「龍翔鳳舞(りゅうしょうほうぶ)」の文字に込めて。
取材裏話を音声でお楽しみください!誌面ではご紹介しきれなかった情報や、取材時の裏話をともこ先生にうかがいました。
取材裏話はこちらからご視聴いただけます>>