ブルガリ創業140周年を記念する企画展「ETERNALLY REBORN　永遠なるローマの美」 が開催中

ヘリテージ キュレーター ディレクターが語る「永遠の都ローマが、ブルガリを世界的ハイジュエラーへと導いたのです」

創業140周年を迎えたローマンハイジュエラー ブルガリ。その歴史は常にまっすぐに、輝きと色彩と祝福に満ちたジュエラーの頂を目指してきました。そしてそんなブルガリを包み込み、豊かなインスピレーションを与え続けたのが、ローマという街でした。

ローマのコンドッティ通り10番地に位置する、ブルガリ ローマ本店。そこにはメゾンのヘリテージピースが展示された「DOMVS / ドムス」というスペースがあります。その中から選りすぐられた23点ものヘリテージピースが、今、東京・銀座のブルガリ 銀座タワーで開催中の「ETERNALLY REBORN　永遠なるローマの美」に展示されています。

1989年に製作されたネックレスには、ブルガリのアイデンティティであるカボションカットのストーンが。独特のボリュームとカラーバランスにブルガリらしさが溢れています。ネックレス（ゴールド×シトリン×アメシスト×ルビー×エメラルド×ダイヤモンド）

ブルガリ本社 ヘリテージ キュレーター ディレクターのジスラン・オークレマンヌさんは、今回の企画展に当たり「ブルガリが築いてきた140年の歴史と同時に、2000年を超えるローマという街のリサーチを行った」といいます。

ジスラン・オークレマンヌ
ブルガリ本社 ヘリテージ キュレーター ディレクター
エコール・デュ・ルーヴル卒業後、世界各地の美術館でプログラムや展覧会を手掛ける。ジュエリー史の専門家としても活動し、展覧会やメディアを通じて教育に貢献。2023年、ブルガリ本社のヘリテージ キュレーター ディレクターに就任。ブルガリの歴史的遺産を伝えている。

「たとえばローマの初代皇帝であるアウグスティヌス帝は、ローマを石の街へと作り変えました。またチネチッタが栄えた時代には数多くの女優たちがこの街を訪れ、新しい“美”をローマに注ぎ込みました。それらのエッセンスを8つのチャプターに分類して、今回の企画展のキーコンセプトとしたのです」。


「ブルガリはローマに多くのインスピレーションを受け、そのエレメントをメゾンの中で受け継いできました。たとえばローマ建築、すなわちコンストラクションから得た独特のボリューム感と色彩感覚。ただ大きくて多色なのではなく、そこには計算された正しいハーモニーがあります。シルバースミスを源流にもつクラフツマンシップもまた、ローマの地で培われてきたもの。そしてブルガリのアイデンティティでもある、ローマの街を彩る丸屋根（キューポラ）を彷彿させるカボションカット。こうしたすべてを140年間、脈々とメゾンのDNAとして育んできたのです。だからこそブルガリのハイジュエリーは、時代を経ても常に新しく、また新しい時代に作られたものもアーカイブに匹敵するような美を放っているのだと思います」。

1957年に製作されたネックレス（ゴールド×Pt×ターコイズ×ルビー×ダイヤモンド）

イタリアを代表する名優、アンナ・マニャーニは、自分のために自分でジュエリーを買うのが好きだったといいます。彼女がかつて所有していたブルガリのリング（Pt×ダイヤモンド）。1948年製作。

「マウント フジ」ブローチ（ゴールド×マザー・オブ・パール×ポリクローム エナメル×ダイヤモンド）。1972年製作。

ブルガリの工房から生まれたハイジュエリーたちは、世界のプリンセスやシネマスター、セレブリティなど様々な女性たちを輝かせてきました。時代を経てその持ち主を替えながら、今も世界のどこかで誇らし気に煌めきを放つものもあれば、ブルガリの「DOMVS/ドムス」へと帰ってきたものもいます。「ヘリテージジュエリーたちは、まさに歴史を生き抜いてきた存在。ジュエリーが言葉を話せたら、どんなにか素晴らしい物語を語ってくれることでしょう」と話すジスラン・オークレマンヌさん。あなたもぜひ「ETERNALLY REBORN　永遠なるローマの美」を訪れ、23点の珠玉のハイジュエリーたちのささやきを聞いてみませんか。
 

「ETERNALLY REBORN　永遠なるローマの美」

期間：開催中～8月20日（火）
予約：ブルガリ公式LINE にて事前予約制
場所：ブルガリ 銀座タワー 8階（東京都中央区銀座2-7-12）
時間：11時～19時（最終入場18時30分）
最終日8月20日（火）は11時～17時（最終入場16時30分）