「モロヘイヤ」は、ビタミンやミネラルなどが多く含まれる栄養価が高い野菜。体の熱を取り、内側から潤す効果があるので、夏バテの解消に効果的。
一説では、エジプトの故事に、王様が重い病気を治すのに用いられた野菜としての記述が残っていて、このことから「王様の野菜」とも呼ばれているそうです。
今日ご紹介する「モロヘイヤと小松菜のほたてスープ」は、胃腸を元気にしつつ体の余分な熱を除き、疲れて食欲がないときでもスルスル飲めますよ。
●材料と作り方
1)鍋に湯を沸かし、細かく刻んだモロヘイヤと小松菜、ほたて缶を入れる。
2)サッと煮たら鶏がらスープで味を調え、ごま油を垂らす。
久保奈穂実(くぼ・なおみ)
国際中医薬膳管理師。漢方アドバイザー。ハードな生活で身体のバランスを崩した際に漢方薬に助けられた自身の経験から興味を持ち、中医学と薬膳を学ぶ。現在、成城漢方たまりで年間約2000人の漢方相談・薬膳講師を行っている。著書に『1日ひとつ、疲れが消える おいしい漢方365』『おいしい漢方365 いたわりスープとごほうびドリンク』(ともに世界文化社刊)。SNSで発信するやさしい養生知識や、簡単薬膳レシピも大好評。X:@naominkubo /Instagram:@naomin_yakuzen※この記事は、久保奈穂実『おいしい漢方365 いたわりスープとごほうびドリンク』を再構成しています。