連載「季節のクリッピング」9月 白露(はくろ)・次候(じこう)
鶺鴒鳴(せきれいなく)
選・文=平井正則(日本暦学会会長) 庭の芝生で素早く動き、チチッと鳴き、尾を激しく振る鶺鴒を目にしたことはありますか? 古くより農家の家屋の軒下や水辺によく見られ、その名は「背すじを伸ばした美しい姿勢の鳥」という意味を持っています。
「鶺鴒鳴(せきれいなく)」七十二候白露・次候(9月13日から17日)。鶺鴒のつがいのいつでも仲睦まじい様子に、昔の人は夫婦の理想の姿を学んだといい、そのことから、「オシエドリ」という異名もあるそうです。
制作・撮影=岡本なう(洗濯バサミフォトグラファー)白6個とグレー28個の洗濯バサミで胴体を作り、くちばしには黒い木製の洗濯バサミを1個、脚にはスケルトンの洗濯バサミを3個使用。バランスが取りづらく自立させるのが難しかった。
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