〔特集〕軽井沢を選ぶ理由 名門避暑地、軽井沢の人気は高まる一方です。従来型の別荘需要にとどまらず、定住者が急増していることが最近の大きな傾向です。自然に親しむライフスタイルを愉しむ人々、そして軽井沢通の間で評判になっている美味処やスポットなど、ますます活気づく軽井沢の最旬の魅力を紹介します。
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名門避暑地を愉しむ
話題のスポット&美食の新潮流
いつ訪れても新しい出会いと発見がある軽井沢。豊かな自然と、避暑地としての長い歴史と格式が、“新しい何か”を生むパワーを引き寄せているのかもしれません。今年の夏訪ねたい、“軽井沢の今”をお届けします。
四季の花咲き誇るガーデンと5室限定のラグジュアリー・ヴィラ
軽井沢レイクガーデン&ルゼ・ヴィラ(南軽井沢)
湖を中心に8つのエリアを散策できる「軽井沢レイクガーデン」。1万坪もの広大な敷地で最初に出迎えてくれるのは「フレンチローズガーデン」。6月中旬~7月中旬に見頃を迎える。
2007年に開園し、多くの薔薇愛好家を魅了する名所となった「軽井沢レイクガーデン」。
年月を経て、この土地の動植物と交じり合いながら、すっかり周囲の風景に溶け込んだナチュラルガーデンになりました。
ヘッドガーデナーの村山弥乃里さんは「薔薇は約400種3000株ありますが、その中にさまざまな種類の草木、シロツメクサやタンポポなど野の花が共生し、互いを引き立て調和する庭になりました」と話します。
「軽井沢レイクガーデン」に隣接するホテル「ルゼ・ヴィラ」。6月中旬~7月上旬に中庭のオールドローズが見頃を迎えると、まるで“秘密の花園”に迷い込んだかのよう。客室に飾るため花を摘むオーナーの谷川由布子さん。
ヴィラの中庭とレイクガーデンの庭のどちらにも面した一番人気の特別室101。部屋に飾られたアンティークの食器は購入もできる。
ガーデンに隣接するホテル「ルゼ・ヴィラ」は5室のみ。それぞれの部屋の造りに合わせてヨーロッパのアンティーク家具や食器が美しく配されています。
焼きたてのスフレオムレツが評判の朝食。
ホテル「ルゼ・ヴィラ」の中庭を眺めながら愉しめる「アフタヌーンティー」(1名6000円)。ティーラウンジは宿泊者以外の人も利用可能(13時30分~16時、完全予約制)。
「気に入った一室に通ってくださるリピーターの方も多いので、常に模様替えをしたり新しい小物を入れたりしています」とオーナーの谷川由布子さん。
レイクガーデン内から見える上の特別室。手前は英国生まれの薔薇、テス・オブ・ザ・ダーバービルズ。
“RUZE(ルゼ)”(チェコ語で薔薇)という名前のとおり、薔薇に囲まれた至福の時間が流れます。
レイクガーデンの「ラビリンスローズガーデン」。ネペタなどの宿根草と薔薇の美しい競演が見られる。
軽井沢レイクガーデン住所:長野県北佐久郡軽井沢町レイクニュータウン
TEL:0267(48)1608
営業時間:9時~17時(水曜16時まで)
料金:大人1200円~ 小人・中学生800円~
2024年は11月5日以降、冬季休業
ヴィラの玄関前に広がるボーダーガーデン。
ルゼ・ヴィラ住所:長野県北佐久郡軽井沢町発地渡り道342
TEL:0267(48)1626
料金:1泊1室2名4万8000円~(朝食込み、税・サービス料込み) 特別室は、月曜~木曜は4000円追加、金曜・土曜・日曜・繁忙日は8000円追加。
(次回へ続く。
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