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卓越した職人技を未来へ。「スピーガ トレ」コレクション誕生[トーヨーキッチンスタイル]

2024.08.30 | PR

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空間の主役となる、デザイン性の高いキッチンを提案し続ける「トーヨーキッチンスタイル」が、創業90年を記念して、この秋フラッグシップの新たなコレクションを発表します。その名は「スピーガ トレ」。国内外の熟達した職人の技術でつくり上げたアートピースを、いち早くここに。
「スピーガ トレ」コレクションを代表するキッチン「ガルガーノ」。イタリアのアートガラスを面材に使用してつくり上げた唯一無二の表情は、工芸品のような存在感を放つ。キッチン「ガルガーノ」 写真の仕様:幅2440×奥行き900×高さ950センチ、加熱機器等を含む 1666万9400円/トーヨーキッチンスタイル

「スピーガ トレ」コレクションを代表するキッチン「ガルガーノ」。イタリアのアートガラスを面材に使用してつくり上げた唯一無二の表情は、工芸品のような存在感を放つ。キッチン「ガルガーノ」 写真の仕様:幅2440×奥行き900×高さ950センチ、加熱機器等を含む 1666万9400円/トーヨーキッチンスタイル

イタリアと日本、伝統技の競演「ガルガーノ」

「トーヨーキッチンスタイル」がこの秋発表するコレクション「スピーガ トレ」は、同社が1990年に発売した伝説のキッチン「スピーガ」に由来します。

イタリア語で「3」を意味する「トレ」は、初代スピーガから数えて3度目の進化を表したもの。独創性にいっそう磨きをかけ、国内外の才能ある職人や技術開発者によるキッチンをアートに昇華させたコレクションとなりました。

なかでも、イタリアのアートガラスの製作技法を面材に採用したモデル「ガルガーノ」は、その代表格です。数ある樹種から、上品で複雑な色合いが特徴のクスノキを選定。巨木らしい厚みを生かした野趣溢れる無垢テーブルは、流れるような杢目が印象的。写真のテーブルの仕様は290万2900円/トーヨーキッチンスタイル

数ある樹種から、上品で複雑な色合いが特徴のクスノキを選定。巨木らしい厚みを生かした野趣溢れる無垢テーブルは、流れるような杢目が印象的。写真のテーブルの仕様は290万2900円/トーヨーキッチンスタイル

南イタリアにあるガルガーノ半島の海沿いの崖、岩肌を照らす夕焼けを連想させるような独特のグラデーションは、すべてガラスの裏側から彫り込み、塗装、加工などヴェネツィアの伝統的な複数の技法を用いて手作業で仕上げたもの。ゆえに、一つとして同じ表情のものはありません。

樹齢100年の日本産クスノキの一枚板テーブルは、そんなキッチンと好相性。特徴的な節穴には樹脂を流し込み、自然のままのダイナミックな形状を生かした仕上がりとなっています。イタリアと日本。それぞれの文化が生み出した匠の技が息づくキッチンには、創造のエネルギーが宿ります。浜辺に打ち寄せる波のようにも見えるキッチン「ガルガーノ」のグラデーション。彫り込みや塗装といった工程はすべて面材の裏側から行われているため、表面はフラット。

浜辺に打ち寄せる波のようにも見えるキッチン「ガルガーノ」のグラデーション。彫り込みや塗装といった工程はすべて面材の裏側から行われているため、表面はフラット。

誇り高き職人たちと歩んだ トーヨーキッチンスタイルの90年

新しいキッチンの歴史を拓いてきたトーヨーキッチンスタイル。その90年の歩みは、常に熟達した職人や技術者とともにありました。

1934年 
職人技術を生かし、刃物製造に着手

今では一般的となったモナカ構造の包丁。ステンレス包丁は、ブランドの原点といえる。

今では一般的となったモナカ構造の包丁。ステンレス包丁は、ブランドの原点といえる。

岐阜県関市で「合名会社 東洋食器製作所」として創業し、職人技術を生かしたステンレス刃物や洋食器を製造。持ち手が空洞になった「モナカ構造」のステンレス包丁が軽くて扱いやすいと大ヒット。

1958年 
キッチンメーカーとしての歩みを開始

溶接技術の進歩とともに、ステンレスの流し台市場が広がり、国内各所に営業所を開設。

溶接技術の進歩とともに、ステンレスの流し台市場が広がり、国内各所に営業所を開設。

ステンレスの加工技術を生かし、継ぎ目のないステンレス流し台の製造に着手。この頃からキッチンメーカーとして、機械化できない職人の腕から生み出される革新的な技術によるステンレス加工に力を入れていた。

1990年 
従来の固定観念を覆したキッチン「スピーガ」発売

両サイドの収納を柱として自立する構造の「スピーガ」。壁づけが基本だったキッチンを壁から解放した。

両サイドの収納を柱として自立する構造の「スピーガ」。壁づけが基本だったキッチンを壁から解放した。

「スピーガ」は、アイランドキッチンが存在しなかった日本において、キッチンは壁づけでなければならないという固定観念を覆した点で非常に革新的。さまざまな素材を組み合わせたこのキッチンは、職人のハンドメイドによる高品質な仕上がりやデザイン性の高さで話題を呼んだ。

1991年 
多機能シンクを搭載した「スピーガ ドゥエ」発売

左・シンクを多機能化するという同社独自の考え方は「スピーガドゥエ」から始まった。右・美しさや機能性は、長きにわたりステンレスを扱う職人によって支えられている。

左・シンクを多機能化するという同社独自の考え方は「スピーガドゥエ」から始まった。右・美しさや機能性は、長きにわたりステンレスを扱う職人によって支えられている。

イタリアと日本の文化を融合してデザインしたキッチン「スピーガ ドゥエ」は、多機能シンクを搭載した最初のモデル。ドアはイタリアで塗装するなど「トーヨーキッチン=デザイン」というイメージを世界に浸透させることとなった画期的なキッチンである。

2024年 
歴史的モデルを進化させた「スピーガ トレ」発売

名古屋本社に併設された800坪を超える世界最大規模のショールームには、「スピーガ トレ」コレクションの全ラインナップが展示されている。写真/ナカサ&パートナーズ

名古屋本社に併設された800坪を超える世界最大規模のショールームには、「スピーガ トレ」コレクションの全ラインナップが展示されている。写真/ナカサ&パートナーズ

同社の節目となった「スピーガ」のコンセプトを受け継ぎ、職人の高い技術力を未来に引き継ぐためにつくり上げた「スピーガ トレ」コレクションを、創業90周年を記念してリリース。全6種のモデルには、それぞれ職人との協業の物語があり、独創的な個性を宿している。

金沢の金箔が生む格調高き「ゴールド」


延金、澄打(ずみうち)、引き入れなど、幾度もの工程を重ねて約1万分の1ミリという驚異的な薄さに打ちのばされた金箔を、規定の大きさに切り揃え、一枚一枚手張りで丹念に仕上げていく──。

「スピーガ トレ」のモデルの一つとして完成した「ゴールド」は、きらびやかで優美な金箔の輝きに包まれた格調高い芸術的な作品です。用いられているのは、加賀百万石に育まれた伝統工芸技術、金箔。「酸化しない、変色しない、腐食しない」という3つの特性を備えた逸品は、工芸品と同じように、あえて金箔のしわを出して仕上げられており、キッチンとしての耐久性、耐摩耗性の基準もクリア。また、艶を落とした上品な光沢には、独特の温もりさえ感じられます。金箔のしわが陰影を生み、趣のある風合いに。奥深い色合いは角度で表情を変え、見飽きることがない。キッチン「ゴールド」 写真の仕様:幅1850×奥行き1050×高さ950センチ、加熱機器等を含む 1207万6130円/トーヨーキッチンスタイル

金箔のしわが陰影を生み、趣のある風合いに。奥深い色合いは角度で表情を変え、見飽きることがない。キッチン「ゴールド」 写真の仕様:幅1850×奥行き1050×高さ950センチ、加熱機器等を含む 1207万6130円/トーヨーキッチンスタイル

古くから建物の内外や屛風、器など、もてなしの心を象徴してきた金箔。その奥深い美しさを現代の生活空間に。唯一無二の輝きに、魅了されずにはいられません。

金箔メーカー「箔一」とのコラボレーションで生まれた「ゴールド」。金箔のもととなる合金を極限の薄さにのばすには、卓越した職人技や金箔づくりに適した気候など、さまざまな要素が必要とされる。

金箔メーカー「箔一」とのコラボレーションで生まれた「ゴールド」。金箔のもととなる合金を極限の薄さにのばすには、卓越した職人技や金箔づくりに適した気候など、さまざまな要素が必要とされる。

高級車の輝きを纏う「カーボンファイバー」

もう一つのモデル「カーボンファイバー」は、先端素材・カーボンファイバー(炭素繊維)を全面に張り込んだマニッシュな印象のキッチンです。 

今や航空宇宙事業をはじめ、船舶や自動車の製造にも用いられているカーボンファイバーは、鉄以上の強さを持ち、アルミよりも軽量。複雑な形状にも対応できるため、設計の自由度が高いという利点も備えています。そんな特徴を生かし、カーボンファイバーを綾織りにして、深みのある光沢感と立体感を表現。さらに素材としての美しさを強調するため、幾重にも重ねたピアノ塗装が施されています。レーシングカーなどに多用されるカーボンファイバーの美しさに着目し、レザーハンドルと組み合わせている。キッチン「カーボンファイバー」 写真の仕様:幅1850×奥行き1800×高さ950センチ、加熱機器等を含む 1053万300円/トーヨーキッチンスタイル

レーシングカーなどに多用されるカーボンファイバーの美しさに着目し、レザーハンドルと組み合わせている。キッチン「カーボンファイバー」 写真の仕様:幅1850×奥行き1800×高さ950センチ、加熱機器等を含む 1053万300円/トーヨーキッチンスタイル

遠目から見ると、落ち着いた漆黒のキッチンに見えて、近づくと細やかな繊維の表情が浮かび上がるのも、「カーボンファイバー」の魅力の一つといえそうです。上質レザーに赤いステッチを利かせたハンドルとの組み合わせは、どこか体になじむ高級車のようで、使えば必ず愛着が湧くはず。プレス加工で豊かな表情をつけたトーヨーキッチンスタイルのステンレス天板は、傷が目立ちにくく、お気に入りのクリスタルグラスの輝きもよりいっそう美しく見せてくれる。

プレス加工で豊かな表情をつけたトーヨーキッチンスタイルのステンレス天板は、傷が目立ちにくく、お気に入りのクリスタルグラスの輝きもよりいっそう美しく見せてくれる。

●お問い合わせ
トーヨーキッチンスタイル
電話 03(6438)1040
URL:https://www.toyokitchen.co.jp/

撮影/小林廉宜 スタイリング/横瀬多美保 取材・文/冨部志保子

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