ここでしか体験できない特別なひととき
音楽・舞台通からも注目を集める高崎芸術劇場が、この9月で開館5周年を迎えます。ブロードウェイミュージカルや世界的なオーケストラなどの豪華な公演に加え、東京から新幹線で1時間以内と首都圏からのアクセスのよさもあり、県外から足を運ぶ人の姿も多く見られる劇場です。
年間10回の定期演奏会をはじめ、高崎芸術劇場を本拠地に多彩な活動を展開している群馬交響楽団。歴史ある楽団の美しい音が、大劇場の客席の隅々まで響き渡る。
空間いっぱいに広がる深い赤が印象的な大劇場の客席。腰にフィットする座席は、長時間の鑑賞でも疲れにくいデザイン。
館内には、国内最大級の舞台がある大劇場、能舞台も設置できるスタジオシアター、群馬県初の本格的な音楽専用ホール、さらに市民の創造活動を支援するリハーサル室もあり、まさに音楽の街、高崎を象徴する場となっています。
また、高崎芸術劇場が誇る高品質の音響は、世界のアーティストも大絶賛。高崎芸術劇場で歌声を披露した、オペラ界のレジェンドで三大テノールの一人、ホセ・カレーラスも、「パーフェクト!」と、その音の響きに感嘆したといいます。
木に包み込まれたようなデザインの音楽ホールは、音の響きにこだわった最高の音楽空間。
国内初といわれる本屋根吊り下げ方式の能舞台も設置可能なスタジオシアター。写真/前島吉裕
音楽や舞台の余韻とともに、劇場内のシアターカフェ&レストランを訪れるのもお楽しみの一つ。高崎産の素材を使ったスイーツやランチなどのメニューに、小旅行の気分も味わえます。
エントランスロビーに位置するシアターカフェでは、高崎産のフルーツやミルクを使ったジェラートやジュースなどがついた「シアターアフタヌーンティー」(1ドリンク付き2640円)も楽しめる(写真は2名分)。
カフェの奥にある、クラシカルな雰囲気のシアターレストラン。
開館から5年──、鑑賞者のみならず世界のアーティストにも愛される高崎芸術劇場には、ここでしか体験できない“感動”が満ち溢れています。
中は開放感のある吹き抜けの空間。1階エスカレーター前には染色家・吉村晴子氏の貴重な“紅板締め”の作品も。
ガラス張りの外観。外から大劇場の栗梅色のテラコッタ壁が見える様も美しい。
高崎市は全国一のだるまの生産地。インフォメーションでは、劇場オリジナルのだるまがお出迎え。
高崎芸術劇場
群馬県高崎市栄町9-1
電話 027(321)7300
URL:https://www.takasaki-foundation.or.jp/theatre/
「シアターカフェ&レストラン」
電話 027(328)2019
営業時間:11時~終了時間は予約時応相談
不定休
高崎芸術劇場注目の公演のお知らせ
●11月16日(土) 音楽ホール トン・コープマン チェンバロ・リサイタル
●12月13日(金) 音楽ホール サー・アンドラーシュ・シフ ピアノ・リサイタル
●12月17日(火) 大劇場 ジョージア国立バレエ『くるみ割り人形』
●12月21日(土) スタジオシアター 小曽根 真&アンドレ・メマーリ
●2025年1月10日(金) 大劇場 ウィーン・フォルクスオーパー交響楽団
●2025年6月中旬 大劇場 ミュージカル『レ・ミゼラブル』