〔特集〕軽井沢を選ぶ理由 名門避暑地、軽井沢の人気は高まる一方です。従来型の別荘需要にとどまらず、定住者が急増していることが最近の大きな傾向です。自然に親しむライフスタイルを愉しむ人々、そして軽井沢通の間で評判になっている美味処やスポットなど、ますます活気づく軽井沢の最旬の魅力を紹介します。
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名門避暑地を愉しむ
話題のスポット&美食の新潮流
いつ訪れても新しい出会いと発見がある軽井沢。豊かな自然と、避暑地としての長い歴史と格式が、“新しい何か”を生むパワーを引き寄せているのかもしれません。今年の夏訪ねたい、“軽井沢の今”をお届けします。
「棚田ラウンジ」の特等席で季節を味わう
星のや軽井沢(中軽井沢)
「涼風の晩餐」の特別懐石は、夏の棚田を表した「八寸 涼棚の宴」がハイライト。とうもろこしのすり流しやフルーツほおずき、きのこ糀に漬け込んで焼き上げた柔らかい夏鹿などが並ぶ。
「星のや軽井沢」は「谷の集落」と名付けられた日本の原風景を思わせるランドスケープが大きな魅力です。その象徴である棚田を間近で眺めながらくつろげる「棚田ラウンジ」が6月に誕生。掘りごたつタイプの特等席を貸し切って、旬の美味を堪能できる2つのプログラムもスタートしました。
「先附 宵暮れ」は濃厚な味のわたりがにと、ルバーブの酸味が効いた信州の郷土料理「天寄せ」がよく合う。
夏季のディナータイム限定のプログラム「涼⾵の晩餐」は、清流で育まれた臭みのない鯉の薄造りを“花氷”に盛りつけた向付など、信州の食文化と涼を味わえるメニュー。刻々と移ろう空の色や、ドラマチックにライトアップされた棚田の風景もご馳走です。
「棚田アフタヌーンティー」。左側の重箱3つは、このプランのために作られた樺細工の三段重。内部は曲木細工で棚田の曲線が巧みに表現されている。
通年プログラムの「棚田アフタヌーンティー」は日本らしさと四季を大切にした内容が特徴。夏は信州名産のルバーブの最中やそば粉のガトーショコラ、石井義博総料理長のひらめきから生まれた鯉カツサンドなどを、限定醸造のロゼ・シードルや山桜の樹皮を使った「桜樺茶」とともにいただけます。
星のやブランドが2023年、新たに打ち出したコンセプト「その瞬間の特等席へ。」にぴったりの両プログラムは、いずれも1日1組限定です。
川に面した「水波の部屋」。せせらぎと鴨たちの姿に癒やされる。夜、川のそこここに浮かぶ水行灯が灯されると幻想的な眺めに。
星のや軽井沢住所:長野県軽井沢町星野
TEL:050-3134-8091(星のや総合予約)
料金:1泊1室11万2000円~「涼⾵の晩餐」17時30分〜21時、1日1組(1~2名)で1名3万5000円。10日前までに要予約。2024年8月31日まで。「棚田アフタヌーンティー」12時〜15時、1日1組(2~4名)で1名9000円。5日前までに要予約。
※ともに宿泊者限定。料金はサービス料込み、宿泊料別。除外日あり。
(次回へ続く。
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